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ストレングスファインダーの「責任感」の特徴は?活かし方は?英語名は?

ストレングスファインダー 責任感


ストレングスファインダーの「責任感」という資質。
実行力の資質の1つです。

ストレングスファインダーの「責任感」にはどういう特徴があるのかを見ていきましょう。

「責任感」の英語名

ストレングスファインダーはアメリカで生まれたテストです。
なので、まず、アメリカでは「責任感」がどう表されているかを見てみます。

ストレングスファインダーの「責任感」はアメリカ版では「Responsibility」。
「責任」という名詞です。

責任を表す単語には、「Responsibility」の他に「Accountability」があります。
「Accountability」は組織の中の責任者、「Responsibility」は人の心の中に自発的に生まれる責任感というニュアンスがあります。

ここでいう「責任感」とは、誰かに任命された義務としての責任感を指すのではなく、自分ごととして物事を捉える気持ちのことを言うのです。

「責任感」の特徴

「責任感」は、自分がやるべきことを誠実にしっかりとやり遂げようとする資質です。

力を発揮するときと、暴走して困ったことになるときを見てみます。

力を発揮するとき

「責任感」は、一度やると言ったことは、必ずやり遂げます。

約束を果たせないことに激しい罪悪感があります。
 

責任感さんは、自分がやるべきことをやり遂げます。
当事者意識が高いので、「やれ」と指示されたことだけではなく、「やるべきだ」と自分で感じたことに対しても、誠実に向き合います。
誰に頼まれたものでもないのに手を抜けない自分にやるせなさを感じる責任感さんは多いのですが、わかっていても真剣に取り組むのが責任感さんなのです。

また、責任感さんは嘘をつくのが苦手です。
相手との関係性がどうであれ、全ての人に対して誠実でありたいと願います。
そのため、馬鹿正直と言われることもあるほど、真実の姿で向き合おうとします。

責任感さんは、とても誠実に仕事を進めるので、多くの人に信頼されます。
その寄せられる信頼がプレッシャーになり、もっと誠実にやらねばと自分を追い詰めてしまうこともあります。
 

責任感さんは、誰がやるとは決まっていないけれど誰かがやらなければいけないことを見過ごせません。
皆が見逃したり、うっかり抜け落ちていることも、見つけ出します。
組織やチームが安定しているのは、誰も気がついていない中、影で責任感さんが心を配っているから、ということがよくあります。
 

責任感さんの多くは、失敗をとても気にします。
これは、失敗することが恥ずかしいからでも、自分を良く見せたいからでもありません。
責任感さんは、他者をがっかりさせたくないのです。

責任感さんは、失敗すると、仕事を任せてくれた人の信頼を裏切ってしまったと考えます。
相手が失敗を残念に思うのではないかと考えると、いてもたってもいられなくなり、とても苦しく感じます。
 

ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の資質は、基本的には使えば使うほど楽しくなるものですが、責任感さんだけは自分の責任感を持て余し気味です。
たとえ責任感さんであっても、1人で責任を負うのは荷が重いのです。

責任を共有できる仲間がいると、責任感さんの苦しさは大幅に緩和されます。
誇りを持って責任を全うしようと考えることができるようになります。
 

「責任感」の役割は、物事に誠実に向き合い、前に進めることです。
責任を共有できる仲間と協力することで、更に誠実に仕事に向き合えるようになります。
これが「責任感」の本質であり、「実行力の資質」である理由です。

暴走すると…

一方、「責任感」が暴走すると、どうなるでしょうか。

責任感は、やるべきことを見つけることが上手な資質です。
やるべきことを見つけたら、自分でやろうとします。
また、やると決めたら、途中で投げ出さず、最後までやり抜きます。
他者をがっかりさせたくないため、頼まれた仕事は断れません。

これが積み重なった結果、キャパシティーを超えて仕事を引き受けます。

キャパシティーを超えた結果、仕事が回らなくなり、申し訳なさで苦しくなります。

暴走を抑えるコツは次の「活かし方」を参考にしてください。

「責任感」の活かし方

「責任感」はやるべきことに誠実に向き合う信頼感に溢れる資質ですが、暴走すると、Noを言えずにキャバシティーを超えて引き受け、自分の首を絞めてしまいます。

「責任感」の暴走を抑え、プラスの方向に進むには、責任感の癖をよく知ることが大切です。

自分が「責任感」を持っている場合

「責任感」はやるべきことを見つけ、自分でやろうとする資質です。
やるべきことを見つけると、どんどんやってしまいます。

まず、暴走を抑えるために、自分の責任の範囲を明確にすることが大切です。
自分が責任を取るべき範囲をあらかじめ定めて、それ以外のことは自分に関係ないと割り切ることが必要です。

ただし「私の責任はどこまでですか?」と聞いても、責任感のない人ほど「そんな堅苦しいこと言わないで、できる範囲でやればいいから」と責任の範囲を決めたがりません。
その場合、もしも可能であれば「私の責任はここまでです。あとは知りません!」と宣言するのが一番ですが、できない責任感さんが多いと思います。

できない場合は、次のことを強く心に刻んでください。
 

責任感さんはそれ以外の人より、やるべきことを大量に抱え込みます。
普通の人は、キャパシティの80%を超えたら「忙しいのでもう無理です」と言います。
人によっては60%を超えた時点でギブアップします。

しかし、責任感さんは120%くらいまで気づきません。
150%まで抱え込んで、ようやく「あれ、全然手が回っていないぞ。おかしいな?」と感じ始めます。
「普段ならさっさとできるのに変だなあ?」と思っているうちに、あっという間に200%を超えて、倒れます。

つまり「忙しい」のレベルが、他の人と違うのです。
責任感さんは周囲が「忙しい」と言っていると、自分も忙しくても仕事を引き受けますが、周囲の「忙しい」はキャパシティの80%で、責任感さんの「忙しい」はキャパシティの150%です。
皆が忙しそうにしていても、率先して仕事を引き受ける必要はありません。
 

そして、責任感さんは、頼まれた仕事を断れません。
また、頼まれた仕事は手を抜けません。
ところが、頼む方は、「やれるならやって」くらいの軽い気持ちで頼んでいます。
できないことがあってもしょうがない、とも思っています。

頼まれたことを断ったっていいのです。
やれないなら、手放したっていいのです。
 

断っても「でもやってよ」と押される場合があると思います。

なにせ、周囲はキャパシティの80%でも仕事を断る人たちです。
頼む人は、そこに余力があると思って、押してきます。

しかし、責任感さんが仕事を断りたくなるときは、既にキャパシティの180%近くに達しています。
余力があるなんてとんでもなく、倒れる寸前です。

躊躇なく断って問題ありません。
断ることで自分の心身を守ることも大切な仕事です。
 

責任感さんは、他の人が責任感のない行動をすることを疑問に思うことも多いでしょう。
しかし、残念なことに、責任感がない人はたくさんいます。

苛立ちのあまり、責任感のない人の目の前で嫌味ったらしく責任感を発動させる責任感さんがいますが、これは意味がありません。

チョコレートの存在を知らない人がチョコレートを見ても茶色い固まりとしか見えないのと同じように、責任感を知らない人が責任感のある人を見ても、忙しい人にしか見えません。

責任感のない人に自発的に気づいてもらうことは諦めましょう。
そういう人には、何をすべきか、それをすることでその人にとってどんないいことがあるかを言って聞かせるしかありません。
他者をがっかりさせても平気な人であっても、自分ががっかりすることは耐えられなかったりします。
その仕事をすることで自分にいいことがあると知ると、動けるようになる人もそれなりにいます。
 

ストレングスファインダーのほとんどの資質は、発揮する場面を増やすことで強みとして輝きますが、責任感は発揮する場所を選ぶことで強みとして輝きます。
無理に責任感を発揮させないことが、責任感を活かすために必要なことです。

身近な人が「責任感」を持っている場合

もし部下が「責任感」を持っている場合、ほっといても安心な手のかからない部下であることが多いでしょう。
やれといった仕事は必ずやりますし、こちらが指示をしなくても、必要だと思うことはやってくれます。

ただ、それに甘えて放置しすぎるとパンクします。

責任感さんに仕事を任せる時は、責任の範囲を明確にしてあげてください。
それをしないと際限なく手を広げ、全ての活動が停止する羽目になります。

また、責任感さんは滅多に仕事を断らないので、頼みやすくてついつい頼んでしまうでしょう。
いくら気持ちよく引き受けてくれたとしても、当人の内面ではキャパシティを超えていて嵐になっている場合があります。

責任感さんは自走できるので、つい放置しがちですが、どれだけの仕事を抱えているかを確認しましょう。
責任感さんは限界まで普通に頑張りますが、限界を超えた瞬間に心身を壊します。
気安く仕事を頼みすぎないようにするのも大切です。
 

もし、上司が責任感を持っている場合。
うまく責任感を使いこなしている上司であれば、信頼できる頼り甲斐がある上司だと思います。

しかし、中には部下に仕事を頼むことをせず、自分で抱え込むタイプの人もいると思います。
この場合、部下を信頼していないわけではなく遠慮していることがほとんどです。
もし上司の力になりたいと考えるのであれば、仕事を強引に奪い取るなど強硬策に出るのも悪くありません。

責任感を持っている上司がイライラしている場合。
責任感が暴走し、キャパシティ以上の仕事を抱え込んでいる可能性があります。
ここからどうするかは、上司との関係性と自分がこれからどうしたいか次第です。

もし、上司を助けたかったり、自分もいつか管理職になりたいのであれば、上司がどんな仕事を抱え込んでいるのか観察してみましょう。
たぶん、管理職がやるべきではない仕事も抱え込んでいると思います。
自分が管理職だったら何をして、何を部下に任せるかを考えて、部下に任せる仕事を自分で引き受けたり、同僚に頼んだりします。
上司の力になることができるし、仕事を切り分けるトレーニングを重ねることもできます。
管理職になる前にこのトレーニングを重ねておくと、自分がいざ管理職になるときに役立ちます。

上司にも管理職にも興味がなければ、上司の上司や、他部署の管理職に相談してみるといいでしょう。

「責任感」について、まとめ

「責任感」は、自分がやるべきことを見極め、誠実に最後まで取り組みます。

しかし、責任感が暴走すると、キャパシティを超えて抱え込み、度が過ぎると爆発します。

責任感は頼もしい資質ですが、使い過ぎると自分を苦しめます。
程よい塩梅を見極めることが、責任感を使いこなす鍵です。
 

※このブログにおけるクリフトンストレングス(ストレングスファインダー®)に関する解説は、しずかみちこ独自のものです。
Gallup認定ストレングスコーチとしての知識をベースにしていますが、個別セッションにて200人以上の方の資質にじっくり向き合った経験と、カウンセラーとして得た心の知識を組み合わせ、より理解しやすいように踏み込んだ解説をしています。
Gallup社の承認を受けたものではない点、ご了承ください。

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