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時が経っても解決されない心の傷を癒やす方法

ぱくたそ 壺


大事にしていたものが壊されてしまった。
それは、似たものは数あれど同じものは2つとないもので、私はそれをとても気に入っていて、大事にしていた。

とても残念に思った私は、どんどんと苦しくなっていった。
時間が解決するどころか、時間が過ぎれば過ぎるほど苦しくなっていったのだ。

これは、時を待つのではなく、自分の心に向き合わなければいけないと気がついた。

その時感じていたこと

それを壊した人は、心から謝ってくれた。
私に意地悪をしたくて壊したのではなく、単なる不注意であることは理解できた。
しかし、それを失って激しく悲しかった。
壊れてしまったことに怒りや失望や悔しさを感じた。

ネガティブな感情を認識するのが得意ではないので、自分に何が起きているかよく分からなかったが、身体に症状が出た。
夜、眠れなかった。
薬を飲んでなんとか寝たが、翌朝、身体は休まっても、脳には休息が及んでいなかった。
ご飯も食べられなかった。
一日の食事がドーナツ1個で充分という状態で丸2日過ごし、3日目になって貧血気味になったがそれでもお腹が空かなかった。

3日も眠れずご飯も食べられないのは、失ったものに対して反応が激しすぎるような気がした。
そこで、心を掘り下げてみようと思ったのだ。

心の掘り下げ方・1

心を掘り下げるときは、以下の手順で行う。

1.まず問題となっていることを1つあげる。
2.次にこう問いかける。
「それはあなたにとって何を意味しますか?」「もしそれが本当だと仮定して、なぜそれがそんなに悪いことなのですか?」
3.2の問いを繰り返す。

実践、心の掘り下げ

さっそく自分に問いかける。

1.問題になっていることは何?
「あの人が私の大事なものを壊してしまった。」

2.それは私にとって何を意味するの?
「私の大事なものを粗雑に扱った。」

3.なぜそれがそんなに悪いことなの?
「私のことを大切に思っていたら、そんなことはしないはずだ」

びっくりした。
私は、ものではなく、私自身が大切にされていないと怒っていたのだ。
そう気がついたら、頭が急にガンガンと痛みだした。

認めたくない。そんなことで怒ってるなんて受け入れたくない。
でも実際そうだ。過去のあの時やあの時に感じた怒りも同じ理由ではないか?
自分で自分を大切に出来ない分を他の人に求めているのではないか?
ガンガンガンガンガンガンガンガン!

私は大切にされたい…
そう認めて、受け入れたら、頭痛がゆっくりと治まっていった。

心の掘り下げ方・2

次のワークに取り組んだ。

1.取り組みたいビリーフを1つ決める。
2.そのビリーフについて4つの質問を自分に投げかける。
 ・それは本当ですか? 
 ・それが本当だと言い切れますか? 
 ・それを信じるとき、何が起きますか? あなたはどう反応しますか?
 ・その思考がなかったら、あなたはどうなりますか?
3.置き換えをして、それぞれについて3つの実例を挙げる。

実践、心への質問

私の場合。
1.解決したい思いを選ぶ。
「あの人がそれを壊したのは私を大切にしていないからだ」

2.4つの質問を投げかける。
 ・「あの人がそれを壊したのは私を大切にしていないから」は本当ですか? → Yes

 ・それは絶対に本当のことですか? → No 

 ・「あの人がそれを壊したのは私を大切にしていないから」ということを信じるとき何が起きますか? あなたはどう反応しますか?
 → 息が苦しい、胸が詰まる、眠れない、ご飯が食べられない、何もやる気が起きない、生きていることにウンザリする

 ・「あの人がそれを壊したのは私を大切にしていないから」という思いがなかったら、あなたはどうなりますか?
 →心が軽くなる、楽しい、自由な気持ちになる

3.置き換えをして、それぞれについて3つの実例を挙げる。

・置き換え
「あの人はそれを壊したけれど、私を大切にしてくれている」

・実例
「心から謝ってくれた」
「私がネガティブな感情をぶつけても、じっと受け止めてくれた」
「その後も私のことを気にしてくれている」

その後

私を大切にしてくれていないと思っていたのは私だけで、ちゃんと大切にしていてくれたようだ。
そう思えるようになった。

このワークをしたあと、少し散歩をした。
もう怒ってはいなかった。
失った悲しみは残っているけれど、それは激しいものでは無くなり、ただの静かな悲しみだった。

これからは、私がちゃんと自分のことを大切にしよう。そう思った。

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