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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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育児で上がる人間力〜育休はブランクではなく挑戦の日々である

昨日のラジオで伝えたかったこと

昨日出演したJ-WAVEのラジオ番組で一番伝えたかったことは、

育休はブランクではなく、新しいことにチャレンジし続けた日々である

ということだった。

目次

育休は新しい挑戦の日々だ

私が以前書いた「 部下が全員働くママになったら、私の残業時間が減ったという話」という記事に、かなり多くの反響をもらった。
そして、お会いしたことのない働くママ達からいただいたコメントやメッセージを見て、産休・育休のブランクを不安に思っている方が多いことに驚いた。

「部下が全員〜」に書いたが、私は働くママの仕事ぶりから残業時間を削減する方法を学んだ。
当時の私の部下達だけが特別なわけではなく、私が今まで一緒に仕事をしてきた働くママたちは皆、仕事の密度が濃い。
育児に関わることで、仕事をする基礎となる人間力がぐっと上がるのだ。

育児で上がる人間力

育児休暇という言葉はいかがなものかと思っている。
話を聞けば聞くほど、あれは休暇ではない。
24時間365日休みなく続く、挑戦の日々だ。
しかも、手を抜いたら子供の命に影響する可能性があるという過酷さを持っている。

その挑戦によって上がる力をざっと挙げてみる。

対応力

新しい挑戦は、子供が産まれた瞬間から本格的に始まる。
プロから直接手ほどきを受けられる研修期間は概ね1週間前後。
その後、退院という名の下、いきなり現場に放り込まれる。
そこからは、自分で情報を集め、信頼できる人を見極め、未経験の道を手探りで進んで行くしかない。

もし子供が2人目、3人目であっても、子供によって違いはあるし、更に、上の子の赤ちゃん返りといった新しい課題も出てくるので、何人目の子供であっても、新しい挑戦の日々なのだ。

交渉力

人によっては、自分や配偶者の母親という先輩のサポートを身近で受けられる。
しかし、先輩の持つ情報は20年以上前でストップしていることがあるため、自分で情報収集をし、先輩の顔を立てながら、違うやり方を試したいと交渉する場面も出てくる。
相手は大先輩だ。自分や配偶者を育て上げたという実績も残している。
この交渉はなかなか一筋縄ではいかない。

交渉力はその後、対医者、対役所、対保育園というように、相手を変えて発揮され続けることになる。

仮説力と検証力

育児は、非言語コミュニケーションを中心に進んで行く。

赤子が泣く。
時計を見る。前回の授乳は何時だったかな。
お尻の臭いを嗅ぐ。おむつが汚れたわけではなさそうだ。
触ってみる。熱があるわけではなさそうだ。
表情を見る。眠いのだろうか。
ありとあらゆる仮説を立て、その可能性を即座に検証する。
これを日々何度も何度も繰り返す。

時間が経つにつれ、子供が発する非言語コミュニケーションを察知する能力は高まるが、同時に、赤子が大きくなり、泣き声も大きくなる。
泣き声が大きくなるほど、特に外出時などに、仮説検証からの対応を大至急で行うことを周囲から求められるようになる。

危機察知能力と行動力

子供は思いもよらない動きをする。
まだハイハイすらできない時期でさえ、コロコロ転がってベッドから落ちたりストーブに突っ込んだりしかねない。
常にアンテナを張って、危機を察知すること、危機を察知したら迷わず動くことが求められる。

「部下が全員〜」のときの部下の一人は、男の子3人のママである。
彼女が子供達を連れて家に遊びに来た時、私はすごいものを見た。
わずか一瞬の間に、片手で長男の持つひっくり返る寸前のコップを押さえながら、もう一方の手で食べ物ではないものを口に入れかけた三男からそれを奪い取り、更にガラス窓に突っ込もうとする次男を寸前で阻止したのだ(これは手を使ったのか足を使ったのか早すぎて見えなかった)。

3人がそれぞれ何をしているかを視野広く眺め、危険を察知し、すぐに行動に移し、阻止する…特殊能力部隊のような動きである。

全ての課題が一度に降ってくるのが育児

あげてもあげてもキリがないので、この辺りにしておくが、これはほんの一部である。
一つの課題が終わったら次の課題へ、といった悠長なことはなく、全てがいっぺんに降りかかってくる。

毎日寝る暇なく課題が降ってくる生活を送っていれば、それはもう、人間力が上がるわけである。

育休はブランクではない

昨日のラジオで伝えたかったことは、育児休暇の期間は、仕事から離れていたとしても、人間力が上がる挑戦に立ち向かい続けたのだから、それはブランクではない、ということだ。

仕事は、遂行するためのスキルも必要だが、そのスキルをどう操るかという人間力にかかる部分がより大きい。

育児という、人の命がかかった挑戦に立ち向かった日々で身につけたものは、必ず仕事にも活きるから、そこに引け目を感じたり不安に思ったりする必要はない。
過酷な日々をくぐりぬけたものとして、胸を張っていい。

育児休暇はブランクではなく、新しいことにチャレンジをし続けた日々なのだから。

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