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※8月19日満席になりました。お申し込みくださった方ありがとうございます

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疲れなくてはやる意味がない〜北島三郎、新宿コマ劇場最後の公演

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7月末にチケットを手に入れてから、待つこと1か月半。
ついにこの日が来た。
北島三郎オンステージだ!

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新宿コマ劇場着

入場前

開場の30分前に新宿コマ前に到着して、まあびっくり。
既に、人・人・人の山!!
しかも、ほとんどが60歳以上。
当時30代前半だった私と友人は、明らかにその場の最年少である。完全にアウェーだ。

観光バスも何台も止まっている。
多くの旅行会社(ざっとみて約10社)がツアーを仕立てて、あちらこちら(山梨や静岡や福島や…)から大勢のお年を召したお客様を乗せてやってきているようだ。

とりあえず列に並ぶと、周りからは「あんた、どこから来たの?」と見知らぬ者どおし自己紹介をする声が聞こえてくる。
そこにいる者みなが喋っているので、激しく賑やかである。
楽しい時間はすでに始まっているのだ。
 

開演前

予定時刻より10分早く入場が開始になった。
入ると、まずは「サブちゃんペンライト」が渡される。
これはさぶちゃんの新宿コマ劇場最終公演の記念品ということで、気合が入っているのか、なんと全長26cm!
これを全員にプレゼントなんて、さすがサブちゃん、太っ腹である。

そして顔をあげると、金色の等身大サブちゃん像がお出迎え。
このサブちゃん像は劇場の1階と2階にそれぞれ飾られており、ありがたい輝きを見せている。

他にもサブちゃんのかつての衣装の展示コーナーや、サブちゃんグッズ屋もあり、見て回るだけで時間はあっという間に過ぎていく。

 

いざ開演

開始5分前を知らせるブザーがなり、席に着く。
時間どおりに場内が暗くなる。

ところが、劇が始まっても場内は静かにならない。
お弁当の中身がああだこうだ(ツアー客には弁当が配られている)とか、うちの家族がああだこうだとか、普通の世間話で観客たちは大騒ぎだ。
全然セリフが聞こえずイラッとしかけた時に、舞台上に颯爽とサブちゃんが登場!
その途端、拍手が起こり、観客は舞台に向かって座り直す。
お喋りがやみ、場内を静けさが包む。

ここにいる観客にとっては、劇の始まりがスタートではなく、サブちゃんの登場がスタートだったのだ。
それを知らずにイライラした私が悪い。
気を取り直して、舞台に集中しよう。
 

北島三郎、オンステージ!

第一部・国定忠治

この舞台、「北島三郎特別公演」も、演歌歌手のステージでよく見られる、第一部が劇、第二部が歌という二部構成をとっている。
第一部「国定忠治」は、サブちゃん作で演出まで手がけた、国定忠治に娘がいたら…という創作劇だ。

あらすじはこうだ。

役人殺しの罪で身を潜めている国定忠治には、実は嫁のおふじと娘のお千代がいた。
しかし「お千代には俺が父親だってことは絶対言わないでくれ」とおふじに言い残し、忠治は逃亡の旅に出る。

それから10年。
お千代は美しく成長し、町一番の造り酒屋・倉田屋の跡取りのところに嫁ぐことが決まった。
そこにその土地を牛耳る腹黒い親分・大岩辰蔵が現れる。
町中の米を買い占め、倉田屋に酒造りの米を高値で吹っ掛け、倉田屋が買い入れを断ると、お千代が国定忠治の娘ということをばらしてしまう!

世間に名を轟かす罪人・国定忠治の娘と知れたせいで、縁談はなかったことになる。
嘆き悲しむおふじのもとに、10年ぶりに国定忠治が帰ってきた。

忠治は、立派に成長したお千代を見て喜ぶも、自分のせいで破談になったことを知り、単身で倉田屋に話し合いに出かける。
そこで再び倉田屋を脅しにきた大岩辰蔵と対決し、倉田屋を辰蔵から守る。
倉田屋はお千代を嫁に取ることを決め、忠治とお千代は晴れて親子を名乗り合い、そしてまた忠治は逃亡の旅に出るのであった…。
 

もちろん国定忠治役はサブちゃん。お千代役はサブちゃんの実の娘の水町レイコ。
そして、面白い!
サブちゃんがこんなにお芝居がうまかったとは!
また、声が聞きとりやすいため、後方の席でもストーリーに没頭できる。

圧巻は、忠治と辰蔵の最後の対決の場面。
忠治が辰蔵にドスを突きつけ、「辰蔵、おめえ、震えているな。」と言うシーンがあるのだが、この一言が胸にしみた。
かつて同じ渡世人として生きてきた辰蔵が、堅気を脅すほど身を落としていることに対する怒り、情けなさ、憐みがこめられていて、聞いていて胸が痛くなった。

そして最後の娘との再会と別れのシーンでは親子の愛情に涙がこぼれた。
北島三郎は、やっぱり最高である。

そして忘れちゃいけないのが白木みのる。
彼はかわら版屋役として、合間合間に出てきて、時の経過やあらすじの説明、もしくはコマーシャルなどをしゃべる。
『てなもんや三度笠』のときから全く変わりないあのソプラノボイス!
『てなもんや三度笠』は1960年代の番組だ。私だってリアルタイムでは見ていない。
まるで白木みのるの周りだけ時が止まっているようだ。
いったい今何歳なんだ、白木みのる!

映画や演劇は見てる途中で飽きてしまうのだが、サブちゃんの劇はテンポが速く、随所に笑いあり涙ありで、全く飽きずに1時間50分が経過。
あっというまだった。

ここで35分の休憩が入り、第二部の「北島三郎大いに唄う」に移る。
 

第二部・北島三郎大いに唄う

第二部は、生オーケストラをバックにサブちゃんが歌いまくる。
「持ち歌が500曲以上ありますので、なるだけ多くをみなさんにお聞かせしたくて。」とほとんどの曲を1コーラスだけで、大ヒットした有名どころの曲だけをフルコーラスで歌う。
おかげで知らない曲が続いても全く飽きずに楽しめた。

圧巻は誰もが知ってるあの歌、『与作』。
この歌は、「与作が木を切って、気立てのいい女房が機を織って、もう日が暮れそうだ。ヘイヘイホー。」という、ドラマどころかストーリーすらない歌なのに、サブちゃんのあの圧倒的表現力でもって情感をこめて歌うと、なぜか視界が滲んでくる。
日々の生活の愛おしさ、愛する家族がいることの温かさ、一日が無事に終わることへの感謝。
「へいへいほー」の呼びかけとともに、自分が当たり前だと思っていたことのありがたみが思い起こされ、生きていることの喜びが胸に染み渡る。
この歌は実はサブちゃんじゃなくちゃ歌いこなせない難しい歌なんだ…と実感した。

何度もセットが変わり、衣装も変わり、何曲歌ったのか数え切れないほど歌いまくり、ついに最後の一曲となる。
締めはやっぱり『祭り』だ!
なんと、ねぶたがステージ上に作られ、そのねぶたの上でサブちゃんが歌うという演出だった。
ねぶたの周りには100人を超える跳ね人まで揃える徹底ぶり!
一緒に行った友人は青森出身なので、この演出に大感激。

こうして2時間、休みなく歌い切り、4時間にわたる北島三郎公演は終了した。
 

ありがとう、サブちゃん

この公演を一日二回もするのだから、サブちゃん(当時72歳)の体力は驚異的としかいいようがない。
しかもこの新宿コマ公演は今年で39年目。
私が産まれる前からやっていたなんて…!

心に残った言葉がある。
「疲れませんか?とよく聞かれるけど、疲れなくては意味がありません。
 ヘタヘタになった姿を見てはじめて「頑張って」と応援していただけるのです。」
 
この世界では頂点にいるといえるだろうサブちゃんでさえこういうのだ。
私は、疲れ果てるまで何かをやっているだろうか?
誰かに応援してもらえる私でいるだろうか?

楽しい時間を過ごせただけではなく、もうひと頑張りしてみようと、力までもらえる公演だった。
さすがサブちゃん!
たっぷりと本物の力を見せつけられたのである。

※使用している画像は2008年当時に携帯電話で撮影したものなので、画質が荒く見ずらくて申し訳ございません

前編・チケット購入編

私が見た公演がDVD化されていました!

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