ルナノッテ（勝どき）美味しい酸化防止剤無添加ワインが飲めるイタリア料理店

以前行ったポールというビストロで、隣の席のお客様が教えてくれたワインがとても美味しかった。
ワインが苦手でグラス一杯飲んだら具合が悪くなるはずが、その方のオススメワインは何杯でも飲めてしまう。
話しをしているうちに、その方がイタリア料理店にいらっしゃることが分かった。
そこに伺えば、他にも美味しいワインを教えてもらえるはずだと、ポールに行った友人と二人でそのイタリア料理店に行くことに決めた。
 

ルナノッテ

お店は、勝どきにあるルナノッテ。
勝どきビュータワーの2階に上がり、飲食店が並ぶ中にお店を発見した。

カウンターに座り、友人を待つ間に店内をキョロキョロ。
たっぷりとした器の中で待つワインたちに心惹かれる。

 

真の自然派ワイン

お待ちかねの一杯目は、新酒の季節を祝う気持ちでヌーボーを。
シャルドネのヌーボーは、極々軽く、りんごジュースのように果実の香りがする。

こちらのお店は、自然派ワインを揃えているが、その中でもオススメは酸化防止剤が無添加のものだそうだ。
私がいただいて美味しく飲めたのも、この酸化防止剤が無添加のもの。
ワインを飲むと舌の上にチリチリとしたものを感じるのだが、酸化防止剤無添加ワインにはそれがなく、全く嫌な感じがしないまま喉の奥に滑り落ちる。
このシャルドネヌーボーも例外ではなく、雑味がなく、するりと飲めてしまう。

このままでは飲み過ぎると、慌てて前菜を口にする。
ボイルハムとスモークサーモンのマリネ、ポルチーニとマスカルポーネのムースの3種セット。
ハムの肉感がワインとよく合う。

鳥取の契約農家から取り寄せた野菜をたっぷり使ったミックスサラダ。
ビーツの味が濃くて、とても美味しい。
大好物の人参の葉も入っていて、とても嬉しい。

そこで、次のワインが登場。

抜栓したての先ほどのヌーボーも再登場し、サラダに合わせて飲み比べを楽しむことにした。
同じ白ワインでも不思議なことに、全く相性が違う。
このサラダにヌーボーを合わせても、ヌーボーの勢いが勝って野菜の味がかき消される。
2本目のワインは、やさしく野菜に寄り添って、野菜本来の甘さを引き立てる。

パスタは、お店オススメのカナダ産ムール貝のパスタ。
貝の身が厚く、プリプリとしてとても美味しい。
その貝のスープがパスタによく馴染んで、一瞬で食べきってしまうほど美味しかった。
先ほどの二種のワインは、ヌーボーの方がよく合った。
ヌーボーの若々しい元気さと、プリプリの貝の迫力のバランスがよかった。

肉料理は、豚や牛もあったけれど、鹿を選んだ。
牛はサシの入ったA5ランクの牛肉が用意されていると聞いたが、赤身の肉をワシワシと噛みしめたくて鹿にした。
ニホン鹿のモモ肉のタリアータは、美しい赤が食欲をそそる。
時々リンゴとルッコラで口直しをしつつも、鹿をじっくり噛みしめて肉々しさを堪能した。

ここでもう一杯いただいたワインは、これも白ワインなのだが、かなり個性が強かった。
「漬物のよう」といたずらっぽい笑顔で出されたワインは、確かに古漬けのような独特の酸味を持っている。
料理に合わせずに、このワイン単品で飲んでも十分なくらい個性的だ。

どんなにお腹がいっぱいでも、デザートは別腹。

マスカルポーネのババロア、ベリーソース掛け。
イチゴのジェラートも美味。

注文してから焼き上げるチョコレートケーキ。

半分こしたら、トロトロのチョコソースが登場！

ワインはもちろん料理も美味しく、とても楽しい夜になった。
 

感想

この日はワインを4杯飲んだ。
通常だったらワイン2杯で頭痛が起きるが、全くその兆候がないまま、美味しい美味しいと4杯飲んだ。
さすがに帰り道、かなり酔っている自覚はあった。
家について、かろうじて服だけ着替えて、そのまま眠りについてしまうくらい酔っていた。

ところが、翌朝、全くお酒が残っていない！
頭痛もなければ、胃もたれもない。
酸化防止剤の入っていないワインは、驚くほど身体に負担がかからないようだ。
自然派ワインでも酸化防止剤が入っているワインは多いらしく、無添加ワインにはなかなか出会えないのだが、このワインの優しさは体験する価値がある。

お店情報

ルナノッテ （Luna‐notte）
東京都中央区勝どき1-8-1 勝どきビュータワー 2F
03-3534-7505
営業時間：１７：３０～２５：００
定休日：火曜日
https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131302/13122024/

関連記事

[box class=”box28″ title=”同じ地域の他のお店”]
勝どきの他のお店の情報はこちら
[/box]