アルカナ東京。バターやクリームの重さが苦手でもぺろりと食べられるフレンチレストラン


ちょっとしたお祝いごとが発生。
意識しなければ忙しい毎日の中を通り過ぎるささやかなことだけど、忙しい毎日だからこそ、立ち止まって振り返る時間があってもいいかもしれない。
せっかくだから、美味しいものでも食べよう。
普段と少し違う時間を過ごしてみよう。
そう思い立った。

アルカナ東京

東京駅はよく利用するけれど、馴染みがあるのは八重洲側の方で、丸の内側は詳しくない。
八重洲側もエドグランができたりと再開発が進んでいるが、まだまだ丸の内側の方がきらびやかに感じる。

そんな丸の内にあるビル、KITTE。
このビルの最上階である6階に目指すお店はある。

アルカナ東京。
店の前にはペッパーくんがいて、真ん丸な目をしてお出迎えしてくれた。

愛想は振りまくが、黒服としての役目はしていない

Menu“Léger”

こちらのお店のコースは2種類なのだが、その構成に驚いた。
お手軽なショートコースと銘打たれたコースで、魚も肉もどちらもついた全6品。
通常のコースなら全11品と、皿数が多めである。
いつもなら物足りなく思えて選ばないショートコースだが、前菜も魚も肉もデザートも付いているのなら充分な内容に思える。
肩肘張った集まりでもないし、ショートコースにしよう。

ワインリストが手渡されるが、ワインはさっぱり分からない。
リストをめくると、ワイン3種類がグラスで1杯ずつ楽しめて4000円というお手頃なセットを見つけた。
お酒に強くない、特にワインがあまり得意ではない私には3杯は多いので迷ったが、どんなワインを合わせてもらえるのかに興味があって、お願いすることにした。

さっそく、コースがスタートした。
ワインは、一杯目にシャンパンを注いでくれた。
ペリエジュエ。
酸味があって、スッキリしていて、とても好きな味。
あまりに美味しくてテンションがあがる!
とはいえ、これ1杯で2皿をお楽しみください、というソムリエの言いつけを守り、少しずつ飲む。

 

一品目は、冷たいトウモロコシのムース。
このメニュー名から予想していたものとは似ても似つかない見た目の皿が出てきて驚いた。
こ、粉…?
正体は、食べて納得。
上に掛かっているものは凍らせたロイヤルミルクティで、その下にふわふわに泡立てられたトウモロコシのポタージュが入っていた。
ムースはゼラチンなどは使っていない純粋な泡で、スープのようでもある。
トウモロコシは千葉のゴールドラッシュだそうだ。
トウモロコシの種類には詳しくないが、甘みが濃くて美味しい。
焼かれたトウモロコシの粒が泡の中に紛れており、香ばしい。

 

二品目は、ズッキーニとマッシュルームのキッシュ。
これも出てきた器を見ただけでは、キッシュとは思えない。
スプーンを入れると卵液はしっかり火が通っているのにプルプルとしている。
タイムだろうか、ハーブの香りがしっかりと付いていて美味しい。

 

パンにはバターではなく、トマトのソースが添えられていた。
「バターや生クリームを極力使用せず野菜たっぷり」がコンセプトだけある。
なお、パンは食べ終わると、何も言わずともおかわりを持ってきてくれる。
持ってきてくれるたび違う種類のパンだった。

 

メイン一品目は初鰹と貝柱のポワレ。
下にあるのは米ナス。
印象的なソースはアーティチョークのピュレ。

見たことのない不思議な野菜が乗っていた。
なんとこれは野生のアスパラガスだそう!
さすがに太いアスパラの歯ごたえはなく、歯ごたえがないと味わいも随分違って感じる。

 

魚料理に合わせた白ワイン。
スイスのワインと聞いて驚いた。
以前、スイスを旅した時に、スイスワインは美味しいが生産量が少ないので国外にはあまり出ないと聞いていたのだ。
お店の方は、エノテカあたりで買えば上代10000円くらい、といたずらっぽく笑う。
香りも味わいもいい。どちらも表面的ではなく、芯を感じる。

 

口直しには、「小さいトマトのカプレーゼ」。
名前はカプレーゼだが、食べた印象はレモンバームのゼリー!
トマトとパッションフルーツの瑞々しさに、もちろん負けないブラータチーズ。
それがレモンバームのゼリーに包まれて、さっぱりとして口直しにぴったりだ。

 

そして、肉料理。
大山鶏のロティ。
バターを使ったソースではなく、ラタトゥイユが合わせられている。
ぷりっとした鶏肉に軽やかにラタトゥイユが絡む。
そこにアクセントとなるルッコラ。
魚と肉とどちらも出るコースでは、大抵肉の頃に苦しくなるのだが、軽い味わいなので辛くならずに美味しく食べられる。

 

ワインは、違うものを飲み比べてはいかがですかと、赤と白と一杯ずつ出してくれた。
鶏肉なので白ワインもいいですよと出してくれた白ワインは、白ワインだが重さを感じる。
普段飲んでいる白ワインよりも存在感があって驚く。

赤ワインはカロンセギュールのセカンドライン…というのを今調べて知った。
カロンセギュールは、ラベルのハートマークにちなんで、愛を伝えるワインと呼ばれているとかいないとか。
赤ワインの渋みが苦手で普段あまり飲まないのだが、愛の味がどんなものか、ちゃんと味わっておけばよかった。


 

そして、デザートは、フランボワーズのティラミス。
上にシャンパーニュとフランボワーズのシャーベットがかかっていて、見た目も味も華やかな仕上がり。
カフェインが苦手と告げたらハーブティーを用意してくれて嬉しかった。

感想

フレンチのコースは最後の方に少し飽きてしまうのだが、どうやらそれはバターや生クリームを重く感じるからなのかもしれない。
こちらのコースは最後まで美味しくいただくことができた。

そしてワイン!
ペアリングをお願いして正解だった。とても楽しめた。

ショートコースと言えども、充分お腹がいっぱいになった。
11品のコースだと、いったいどうなってしまうのだろうか。

また、来れるといいな。

お店情報

アルカナ 東京
東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 6F
03-6833-4139
営業時間:
[月~土]ランチ 11:00~16:00(L.O.14:30),ディナー18:00~23:00(L.O.22:00)
[日]ランチ 11:00~16:00(L.O.14:30),ディナー18:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:不定休(KITTEに準ずる)

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