西成・きらく、ホルモンうどん。昭和40年で時間が止まった店内は居心地がいい
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西成ツアー、2軒目。
この日のお店は西成をよく知る先輩にお任せなので、どこに行くかわからない。
飲食店と宿泊所とアパートが入り混じる中をテクテクと歩き、ふと路地を曲がると、次の目的地がそこにあった。
1963年(昭和38年)オープンのきらくだ。
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看板のサビ具合、壁のヒビ割れ。これは期待できる
きらく
こちらも1軒目のやまきに続き、ホルモンのお店らしい。
ただ、オープンエアなやまきとは、店の雰囲気は違う。
お店はカウンター席とテーブル席がある。
これがカウンター席。
じゃりんこチエに出てきそうな雰囲気がある。
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よく見ると昭和の名品ペナントが飾られている
テーブル席。
テーブルは3つあった。
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椅子の修繕はガムテープが鉄板
昭和レトロというか、昭和そのもの
店内にいると、昭和40年代にタイムスリップしたような気持ちになる。
一応言っておくが、私は昭和49年生まれのため、昭和40年代の記憶はない。
しかし、ここは確かに昭和40年代だと確信させる何かがある。
BGM
店のBGMはラジカセから奏でられる。
カセットテープが現役で活躍してる姿を目にするのはかなり久々だ。
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沖縄民謡のテープが多かった
暖房
朝晩は冷える季節になってきた。
各テーブルの足元に暖房があるのがありがたい。
しかし、練炭を見たのもどのくらい久しぶりだろうか。。
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練炭。かなり暖かい
トイレ
トイレに関しては、写真を見ていただくのが早い。
もちろん和式トイレである。
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便器は清潔感がある
視線を上げると、そこにタンクが。
紐を引っ張って水を流す、懐かしのハイタンク式トイレである。
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漫画の中でしか見たことがない
そういえば、電気のスイッチは入れていないが、トイレ内は明るい。
見上げてると、そこには青空があった。
天窓付きトイレとは…!
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昭和の時代にも天窓付きトイレはなかったと思う
ホルモン
店内を見渡すだけで楽しいが、ホルモンも絶品だった。
ビール大瓶(550円)とホルモン(120円)で乾杯だ。
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ビールグラスはカップ酒の容器
唐辛子は心置きなく入れられる。
が、中にキラキラと光る薄く削ったケイ石のようなものが見え隠れするので、大量に入れることにためらいを感じる。
キラキラしていない部分をそっと入れる。
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絶滅危惧種のアルマイト食器
ホルモンは、あっさりとした出汁で柔らかく煮込まれていて、とても美味しい。
さらに残った出汁も飲み干して、さらにもう一皿食べたくなる。
やまきのコッテリホルモンも美味しかったが、こういう優しい味付けもいい。
この後、もう一軒行くのを分かっていたが、どうしてもこの店の看板メニューが食べたくなった。
ホルモンうどん(300円)だ。
麺の種類はうどんの他に蕎麦と中華麺があるが、他のお客さんはほとんどがうどんを食べているため、私もうどんを頼む。
これが、大正解!
煮込まれたホルモンと出汁とうどんの相性は完璧。
このうどんを食べるためだけに西成に来ても後悔はない旨さ!
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つゆの色は濃いがやさしい味わい
つゆをしっかり飲み干して、2軒目を後にした。
感想
狭いお店にひっきりなしにお客さんが入ってくるが、回転が良いため並ぶことはない。
かなりお年を召したお母さんが一人で切り盛りしている。
居心地のいい店だった。
3人でビール大瓶3本とホルモン4皿、うどんを1杯で2430円。
1人800円。。
この街にいると、金銭感覚がえぐられる気がする。
お店情報
きらく
大阪府大阪市西成区萩之茶屋1-9-8
06-6649-3490
営業時間:7:30~20:30
定休日:第2・第4水木
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270206/27054988/
https://r.gnavi.co.jp/mdttzsvk0000/
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