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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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ビリーフが外れたきっかけと、外れたあとの変化

ビリーフが外れたと自覚してから一か月が経過した。
使用前と使用後、と言いたいほど個別セッションの前と後で自分が大きく変化し、それは一過性のものではなかった。
自分を変えようと意識はしていない。
ただ、私が数十年も抱えていた不安が静かに消え去った。
「あれ?昔の自分だったらこういう考えや行動はしてないよな?」と、自然と変化している自分に気が付いて驚く毎日だ。
これがビリーフが外れたということかもしれない。

目次

私のビリーフ

最初に気が付いた変化は、自分のためにお金を使うことに全く抵抗が無くなったことだった。
前からやってみたかったことをやることや、行きたかったところに行くことに、全く抵抗が無くなった。

前はお金を手放すことに、とても抵抗があった。
銀行の預金口座にお金が入っていないと、とても不安だった。
いくらあれば安心という具体的な目安はなかった。
一生かかっても使い切れないお金を持っていたとしても不安だっただろう。
やりたいことをやるよりお金を貯め込む状況を自分で作っていたにも関わらず、いつもお金が足りないと思っていた。

どれだけ財布にお金があっても、私は常に「お金が足りない」と信じていたのだった。

ビリーフが解消されたきっかけ

このビリーフは「不安」が根底にあるものだった。
不安が解消したきっかけは、とある話を聞いたことだった。

視点の変化

その話はこういう話だ。

「世界で食糧は世界中の人間が必要とする量以上作られていることと、ここ東京では、我々が何もしなくても、常に経済活動が行われておりお金が流れている」

この話を聞いたとき、高いところから東京の街を見下ろしているところがイメージでき、常にお金が流れている様子が目に浮かび、「ああ、ほんとだ。この世はすでに満ちている」とストンと納得できたのだ。

雷に打たれたような感覚があるわけでも、涙が出たわけでもなく、興奮したわけでもない。
ただ、「ああ、そうか」と感じただけだった。
劇的なことは何も起きていないが、今思うと、あれがビリーフが外れた瞬間だった。

ストレスを作り出していたのは自分

これまでは、人の優しさ温かさも金銭的な報酬も、我先にと手を伸ばし奪い合って手に入れるものだと思っていた。
それが、「世の中は温かいもので満ちている。ただ温かいものが流れている水辺に行って、手を差し出せばいい」と心の底から信じることで、全く新しい穏やかな世界に来ることができた。

穏やかな世界とは、感性1stの世界である。
それまで、私の理性は、自分がしっかりしないと苦労する羽目になる、と思い込み、常に理性的に行動しなくてはと思っていた。
自分の感性を信じていなかった。
それが、豊かで温かい流れにのるコツは感性に従うことと理解した途端、感性を信じられるようになった。
そうしたら、自分を縛っていた様々な制限から解放されて、穏やかな日々が送れるようになったのだ。

私の一番のストレス源は自分自身の理性だったと、どうして今まで気づかなかったのだろう。

ビリーフが外れてからの変化

ビリーフが外れてからの変化を、もっと掘り下げてみる。

精神的な変化

将来に不安を抱くことが無くなった。
「こんなことを言ったりやったりしたら、周囲の人に悪く思われる」という考えが無くなった。
人の目が気にならなくなったら、自分のやりたいことに素直になれるようになった。
私にこれをする価値が有るのだろうか…といった制限を設けなくなった。
自分で自分に制限をかけなくなったので、とても自由になった。
やりたいことを何でもやっていいんだ、と思ったら、目の前がぐわーっと大きく開けた。

やりたいことをなんでもやるといっても、ワガママ放題に振る舞うつもりはない。
「周囲の人や大切な人を傷つけたり悲しませたりしたくない」というのも私のやりたいことの一つだからだ。
ここは理性の出番だ。
感性がやりたいことを、理性でやっても大丈夫か判断する。

ただ、今までは、私のことを邪険に扱いたがる人にまで気を遣っていた。
それどころか「世間」という実体が分からないものにまで委縮していた。
そういうことは、もうしない。

肉体的な変化

疲れにくくなった。
週に一度は疲れ果てて夕方まで動けなくなる日があったのに、この一ヶ月はそこまで疲れている日はない。
無理をすることが無くなったので、心身ともに楽になった。
ワクワクすることをやっていると、疲労が少ない。
疲れずにやりたいことができるので、毎日が楽しい。
パワフルにいろいろなことをしている人を見て、あれだけ体力があればやりたいことができるのになあと羨ましく思っていたけれど、やりたいことをやっていたら、私もパワフルになってきたようだ。

 

感情的な変化

ビリーフが外れても聖人君子にはならなかった。
イライラすることもあるし、怒りを感じることもある。
むしろ、今までは「ここで怒るのは大人げないから、この怒りは感じなかったことにしよう」と無意識のうちに怒りを殺していたのが、ここ最近は自分の感情を殺すことがなくなり、怒りを表に出すようになった。
その代わり、怒りを殺していた時は何日も悶々として日常生活に支障が出ていたのが、今は数分~数時間で怒りが解消し、すぐに元の生活に戻れるようになった。
マイナスの感情を全く引きずらなくなった。

今ならば…

数年前、仕事を辞めて、家にいたことがある。
時間がたくさんできたから前からやりたかったことをいろいろやろうと思っていたのに、毎日ゴロゴロするだけで何もしなかった。
何かやろうとしても、「定期的な収入がないのに、こんなことやっていいの?」とか「世の中の人が働いている時間にこんなことやれるほどの身分なの?」といった考えが沸き起こって、身動きが取れなくなってしまったのだ。
そして毎日何もしないのは、自分を律することができないからだと思い、自分に嫌気が差した。
そしてフリーで仕事をしている人は、自分を律して動けていて、ほんとうにすごいなと思った。

感性がやりたいことは理性が制止する、理性がやらねばと思っていることは感性が拒否する。
今思うと、そんな状態だった。
あの時に必要だったのは、自分を律することではなく、自分を解放することだったのだ。

ようやくここ最近、理性がやらねばと思っていることと、感性がやりたいと思っていることが、区別できるようになってきた。
今なら、時間がたくさんあっても、持て余すことなくやりたいことができると思う。

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