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働くこと

ブラック企業とは何か 問題なのは残業ではなく心の殺人だ

2017/03/16

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過重労働が原因の自殺や過労死のニュースには「残業を月に◯◯時間しており〜」と、大抵の場合、亡くなった方の残業時間が報道される。
その度に「残業◯◯時間くらい多くの人がやっている」「たった◯◯時間で過労死するなんて本人が弱いだけだ」とコメントする人が現れる。

何時間残業させられるとブラック企業なのか?
100時間ならブラックじゃない?じゃあ200時間ならブラック?150時間ならどう?
こんな風に考えたことがある人もいるだろう。

でも、そうではない。
ブラック企業のブラック度と残業の時間数は関係がない。

ブラック企業とは、どういう会社のことをいうのか

ブラック企業とは、組織ぐるみで社員の心を殺そうとする会社、もしくは社員の心を殺す人間が権力を持っている会社のことである。

心を殺すとは?

心を殺すとは、極限まで自己評価を低下させることである。
人は自己評価が下がると、必死になって相手に受け入れてもらおうとするため、相手に自分の心の主導権を渡してしまう。
一度主導権を握られたなら、あとは操られ続けるだけだ。
立派な奴隷の完成だ。

心の殺し方

それでは、どうやって心を殺すか、その方法を具体的に見ていこう。

1.睡眠不足にさせる
心を殺すために一番手っ取り早く確実な方法は、睡眠不足にさせることだ。
睡眠不足が及ぼす悪影響について、このようなことが言われている。

睡眠不足になると、集中力や判断力が低下し、仕事上でのミスが増える。
睡眠不足によって自己評価が低くなっているところに、仕事上のミスが追い打ちをかけ、更に自己評価が低くなる。
挽回しなければと思っても、睡眠不足によって意欲が低下しているので、気力を出すことができない。
感情抑制機能も低下しているので、ダメな自分を否定する気持ちを抑えることができず、絶えず自分を責め続ける。
この状態が続くと、自己評価がどんどん下がり、心は死んでいく。

睡眠不足を作るには、会社に長時間拘束すればいい。
残業時間が問題になるのはそのためだ。

2.落ち度を責める

睡眠不足だけで心を殺すには、数週間〜数カ月掛かる。
そこまで待てない場合、もしくは睡眠不足の状態に置くことが難しい場合には、外圧をかけることも必要となる。
落ち度を責めることは、心を殺すために非常に効果がある。

ミスをしたときに、必要以上にねちっこく責められた経験がある人がいるだろう。
ミスをしていなくても、例えば、書類をきちんと提出したのに「クリップの留め方が悪い」などと理不尽な怒られ方をした経験がある人もいるだろう。
誰かに注意をしたら「事前に教えてくれなかったあなたが悪い」と逆に怒られた経験がある人もいるだろう。

これらは全部、相手を貶めて自分が優位に立とうとする行為だ。
先日自殺に追い込まれた電通社員が言われた「女子力が低い」「目が充血している」などもこの例だ。

ミスをしてもしなくても相手を叱責することで、相手を困惑させて「どうせ何をしても私は怒られるんだ…」と思わせる。
次は何を言われるのだろうとビクビクするようになったとき、既に心は死にかけている。

3.恐怖と優しさをセットで与える

恐怖は、一瞬で人の心を凍りつかせる強いパワーを持っている。
突然大声で怒鳴られて、思考停止に陥った経験は多くの人があるだろう。
怒鳴りつけられて恐怖で凍りついた心が、優しさで溶かされたとき、深い安心を感じる。
そして、優しさを与えてくれた人間に情を感じるようになる。

つまりはこういうことだ。
誰かに怒鳴られた後、その相手に「俺だって怒鳴りたくて怒鳴っているわけではないんだよ。お前に期待しているから、厳しくしてしまうんだ…」と言われて、ほろっとしてしまい、相手に対する信頼感が増していたりしないだろうか。
もしこう言われて「期待に応えられるように、頑張ります!」と思ったのなら、それは心が死んだということだ。

この恐怖と優しさは、複数の人がタッグを組んで提供する場合もある。
例えば、怒鳴りつけるのが上司で、その後、別の先輩が「◯◯さんも怒鳴りたくて怒鳴っているわけではないんだ…」と言ってくるパターンも同じことである。

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心が殺されていることに気がついたらどうすればいいか

心の殺し方は、上記以外にもたくさんあるが、代表的な3つの例をあげた。
では、今、自分が心を殺されつつある場合、どうすればいいのだろうか。

相手が自分の心を殺そうとしていることを、きちんと認識すること

「そうはいっても、私にも悪いところはあるし…」などとは決して思ってはいけない。
もしあなたにミスがあったとしても(ミスを一つもしない人間は一人もいない)、あなたの心を殺さない注意の仕方はある。
自分のミスと、相手のコミュニケーション手法は別の問題である。
自分がミスをしたからとして、相手が心を殺してくることを許してはいけない。
ましてや自分に落ち度がない場合に「自分の気づかないところで何かやっているのかも」などと自分を責める必要はない。

相手のことを、「この人は、私より優位に立ちたくて、こういう言動をするんだなあ」と思うことができれば、心が死ぬスピードがゆっくりになる。
ただ、スピードが遅くなるだけで、心にダメージを負うことは変わりないので、更なる対処が必要である。

信頼できる人に頼る

心が死にかけているときは判断力が低下しているときなので、自分ひとりで考え込んではいけない。

「自分がこういう状況にいることが恥ずかしい」
「他にもっと大変な思いをしている人がいるのに弱音を吐いてはいけない」
などと考えて誰かに相談することを躊躇うのなら、それこそ判断力が低下している証拠だ。

下記の2点について助けを求めよう。
1.低下させられた自己評価を元に戻す
これは心が殺される前の自分を知っている人に会うことが一番だ。
「どうしたの?元気ないね?」
「何か疲れていない?」
そう言われたら、それは自分が自分で無くなっているということだ。
まだもう少し大丈夫、という思いを捨てて、今の状況から逃げ出す手段を考えたほうがいい。

2.会社から逃げる手助けを求める
これは、家族と専門家に頼るのが一番だ。

専門家に頼るなら、オススメは心療内科と労働基準監督署だ。
・心療内科
心療内科と聞くと敷居が高く感じる人もいるだろうが、内臓が弱ったときに内科に行くのと同じ感覚で、心が弱ったときには心療内科を頼ることができる。
まず自分の心がどのくらい弱っているのか、心療内科で聞いてみるといいだろう。
休職が必要なら、診断書も書いてもらえる。

・労働基準監督署
労働基準監督署では、会社を辞めたい場合の、法律に則った辞め方の相談にのってもらえる。
労働基準監督署に自分が勤めている会社を調査して罰してもらうのはハードルが高いが、自分が辞めたいことについての辞め方であれば、電話でも相談に乗ってもらえる。
平日の日中しか相談窓口が開かれてないのが使いづらいが、自分の心を守るために、なんとか時間を見つけて欲しい。

東京の方の相談窓口はこちら

東京以外なら「労働基準監督署 相談 神奈川」といったキーワードで検索をすると電話番号が出てくる。

相手に悪気があるかどうかは関係がない

悩ましいのが、自分の心を殺そうとする相手に悪気がない場合は、どう考えればいいのかだ。

相手がこちらの心を殺すために、上記のテクニックをあえて使用してきたのなら、こちらも相手を悪人と判別して積極的に逃げ出すことができる。
しかし、上記のテクニックを使用している人のほとんどが、自分がやっていることが相手の心を殺すこととは全く思わず、無自覚に行っているだろう。
こうすれば相手が自分の言うことを聞くようになることを、無意識のうちに知っているのだ。

しかし、相手に悪気があってもなくても、心が死ぬという結果は全く一緒だ。
相手に悪気がなかったとしても、自分の心が殺されることを黙って見ていてはいけない。
死んだ心が生き返ったあとに、相手を許すか許さないかに影響があるかもしれないが、それを考えるのは心が生き返ったあとでいい。

まとめ これがブラック企業だ

ブラック企業とは、社員の心を殺すような人間が権力を持っている会社のことである。
会社全体ではブラックではなくても、とある支社だけがブラックということも、大いに有り得るのだ。

要するに、その会社がブラックかどうかは、残業時間の時間数や残業代を払うかどうかだけでは、判別ができない。
そこだけを切り取って、自分がいる会社はブラックかブラックではないかを悩むことは無意味だ。

もし自分の心が殺されていることに気がついたなら、急いでその場所から離れよう。
自分の心を守れるのは自分だけである。
自分の心を殺してはいけない。

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