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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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ストレングスファインダーはなぜ「当たる」のか。占いとの違いを探る

ストレングスファインダー

ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)のセッションにいらした方にテスト結果を見た感想をお伺いすると、「まさに自分です!とても当たってます!」といった感想をいただくことが多い。

私のセッションの感想もそうだ。
「初対面からまだ1時間しか経っていないのに、どうしてこんなに私のことが分かるのですか!?」や「当たりすぎていて丸裸にされた気分です!」という感想をいただく。

なぜストレングスファインダーが「当たる」のか。
その理由を解説する。

目次

ストレングスファインダーが「当たる」理由

ストレングスファインダーが「当たる」と感じる理由は、とてもシンプルだ。
解説する。

ストレングスファインダーと占いの違い

ストレングスファインダーは占いの一種と思われがちだが、実は全く違う。

占いは、例えば生まれたときの星の並びや名前の画数から、自分の性格や運命を導き出す。
生年月日や名前や血液型など、性格や運命とは一見すると無関係に感じるものから結果が算出される。
歴史のある占いは統計学的な側面もあり、先人の知見により結果を導き出される。

一方、ストレングスファインダーは、自分が回答したテストの答えが集計されたものだ。
例えば「考えることより行動することに価値を置く」という問いにYESと答えれば、「活発性」という行動に価値を置く資質が結果として出てくる。
その人の回答を集計し、強みに発展する性質をテスト結果として示す。
この強みに発展する性質の選定は、200万人以上にインタビューした結果という知見のもと行われる。

自分が回答したものがベースとなって結果に現れるのだから、当たるのは当然なのだ。

ストレングスファインダーが「当たる」と感じる理由

ストレングスファインダーが当たっているのは、自分で答えたテストの答えだから。と聞くと当然に感じるだろうが、ではなぜ実際にテストを受けた人がそのからくりを忘れて「当たっている」と感じるのだろうか。

それは、ストレングスファインダーは人の無意識にアクセスするものだからである。

ストレングスファインダーのテストを受けたことがある人は、質問が怒涛のごとく繰り出されたのを覚えているだろう。
似たようなことを何度も聞かれたことを覚えている人もいるだろう。
しかし、具体的にどんな設問があったのかを言える人は少ないと思う。

それがまさに、このテストの真髄だ。

このテストは、考える時間を与えずに大量に質問を繰り出すことにより、脳に考えることを諦めさせ、無意識下にアクセスする。

なぜならば、才能とは、無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターンのことを言うからだ。
受験者が無意識の状態でどういう思考と行動を取るかを調べるために、脳に役割を放棄させ無意識の状態を作る。
そうして、本人が気づいていない才能を探り当てるのだ。

テストを無意識で回答しているので、脳には記憶が薄っすらとしか残らない。
そして普段意識していたら出てこない回答をしている。

その結果、ストレングスファインダーのテスト結果を見たときに、「当たっている!」と感じるのだ。

ストレングスファインダーが「当たる」と感じたその後にすること

ストレングスファインダーのテスト結果を見ると「当たっている!」と思うが、次に「で、どうすればいい?」という思いがやってくる。

これもストレングスファインダーのテストの特徴だ。
こちらについても解説する。

ストレングスファインダーの活かし方が分かりにくい理由

人の才能や強みは、人によって違う。
人口70億人を遥かに超えているこの世界で、このパターンすべてをコンピューターで解読するには、相当のお金が掛かる。
一般的に扱える金額にするには、テストの結果表示も、ある程度一般的にしなければいけない。

そのため、ストレングスファインダーでは、数多ある人間の強みを分類し、34にまとめた。

テストによって受験者の思考や行動のパターンを解析し、体系化して、分類し、一般的な形にしてレポートとして提供する。

つまり、テスト結果は、その人独自の才能を、いったん分解し、一般的な形にまとめなおしたものなのだ。
なので、当たっている気はするけれど、自分独自にフィットするものではない。
(フリーサイズの服が、誰にでも着れるけれど、自分の身体にジャストフィットしないのと同じ)

こうやって微妙なズレが生じるため、どう活かせばいいか分からなくなる。

ストレングスファインダーを活かすために必要なのは

ストレングスファインダーの結果を活かすには、一般的に変換された自分の才能を、もう一度自分独自のものに翻訳し直す必要がある。

そのための方法は、別の記事で書いているので参考にしてほしい。

私の個別セッションが「当たる」と言われる理由

最後に手前味噌だが、私の個別セッションが「当たる」と言っていただける理由についても書く。

これもストレングスファインダーのテストが当たると感じる理由と大差ない。

私が個別セッションの初回にやることは、一般的に体系化されたお客様のテスト結果を、そのお客様独自の才能に組み換え直すことだ。
これをすることで、自分自身の強みをどう活かせばいいかが、自分ごととして理解できるようになる。

そのために、まず話を聞く。
お客様の話の中から、強みが発動しているときに現れる独自の思考や行動や感情のパターンを読み取り、共通点を探り当て、それをお伝えする。

私が新たに何かを作り出しているのではなく、お客様の話の本質を整理してお伝えしているだけなので、当たっているのは当然なのだ。

ただ、このパターンは無意識に発動しているため、お客様自身は「なんで分かったの?」という感覚になるのである。

ストレングスファインダーの価値

あらためて、占いとストレングスファインダーの違いをまとめる。
・占いは、生年月日や姓名など、長い歴史で育まれた知見からその人の本質を探るもの。
・ストレングスファインダーは、その人の無意識下の言動を観察することで、その人の本質を浮かび上がらせるもの。

才能は無意識下の言動に現れると知っていても、無意識の言動を自分で認識することはかなり難しい。
他の人が客観的に見たなら認識できるかもしれないが、その中から強みに繋がるものを抽出するには知識が必要だ。

ストレングスファインダーは、その無意識下に潜む強みに繋がる才能を抽出してくれるテストだ。

自分一人では認識が難しい深みにアプローチして、自分を知るための第一歩を踏み出させてくれるテストなのだ。
 

 
※このブログにおけるクリフトンストレングス(ストレングスファインダー®)に関する解説は、しずかみちこ独自のものです。
Gallup認定ストレングスコーチとしての知識をベースにしていますが、個別セッションにて300人以上の方の資質にじっくり向き合った経験と、カウンセラーとして得た心の知識を組み合わせ、より理解しやすいように踏み込んだ解説をしています。
Gallup社の承認を受けたものではない点、ご了承ください。

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