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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
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人より優れたスキルがないときの自己PRの方法は?ストレングスファインダーで見る転職のコツ。

ストレングスファインダー 転職

個別セッションにいらっしゃるお客様には、転職活動中の方も多い。
自分には人に誇れるようなスキルがないから履歴書が書けない、どうやって自分をアピールしたらいいかわからないと言われる方に、私が話すことがある。

目次

転職活動にずば抜けたスキルは必要ない

最初に結論から言うが、転職に、人より優れたスキルは必要ない。
もし人より優れたスキルを持つ人しか転職できないのであれば、各分野のトップの人しか転職できなくなってしまう。
それなのに、多くの人が転職できているのはなぜかというと、優れたスキルよりも大切なものが他にあるからなのだ。

会社が求めている人はすごい人ではない

転職活動とは、他の求職者とのスキル競争だと考える人がいるが、それは誤解だ。

例えば、とある会社が営業の経験者を募集している。
この会社に月に平均10件の新規契約を取る営業と、3件の新規契約を取る営業が応募したとする。
どちらが採用されるだろうか?

もちろん会社は、月に10件取る人には期待して面接するだろうう。
でも、一番大切なのは契約件数ではない。
月10件新規契約を取る人ではなく、月3件の新規契約を取る人が採用される可能性は十分あるのだ。

会社が採用の際に確認するもの

会社が採用の際にチェックすることは、「この人が入社することで、会社にどういった影響があるか」である。

どんなに優秀な成績を残していても、社内に悪い影響が出そうなら見送る。
その人の成績はいまいちであっても、会社に良い影響がありそうなら採用する。

多くの場合、会社に影響を及ぼすのは、その人の態度や行動だ。
なので、入社試験では態度や行動が見られる。
また、その態度や行動がどういう価値観から生まれるかを知るために、その人の価値観が分かるような質問もする。

人の価値観、特に経験を積んだ中途採用者の価値観は、会社の教育では簡単に変わらないことが多い。
入社後の教育では変えられない部分だからこそ、会社は価値観が合うかに着目するのだ。

転職活動で伝えるべき自己PRとは

転職活動において、会社が確認するのは価値観の部分だ。
つまり、求職者は、自分がどのような価値観を持っているかを、自己PRとして会社に伝える必要がある。

価値観とは、かなり意味が広い言葉だが、転職活動における伝えるべき価値観とは何だろうか?

それは、この2つ。
・自分が仕事をする上で、大切にしていることは何か
・そのためにどういう動きをしているか

仕事をする上で、大切にしていること

仕事をする上で大切にしていることは何だろうか?

例えばこういったことが挙げられる。

・スピーディーに動く
・全体を把握してから物ごとに取り組む
・会社の利益を最大化を一番に考える
・お客様の要望に応える
・皆が納得して動けるようにする
など

この例を見てもわかるように、自分の行動指針だったり、お客様のことだったり、社内のことだったりと、大切なものは様々だ。

また同じ「スピーディーに動く」であっても、人によって理由は違う。
・考えている時間がもったいないからすぐ動く
・時代の変化は早いから、波に乗り遅れないようにすぐ動く
など

「お客様の要望に応える」であれば、
・お客様の実力を最大限に発揮してもらうために要望に応える
・お客様に気持ちよく過ごしてもらうために要望に応える
など

このような、自分が何を大切にしているかと、それを大切にしている理由が、価値観の1つ目である。

そのためにどういう動きをしているか

自分が大切にしているものを大切にするために、どういう動きをしているだろうか。

例えばスピーディーに動くために、常日頃からしている準備はあるだろうか?

お客様の要望に応えるために、心掛けていることはあるだろうか?

自分が大切にしているものを「大切にしたい」と口で言うだけなら簡単だ。
どういった行動をしているかが肝心となる。
大切にしているものが同じであっても、人によって行動が違ってくる場合が当然あるから、自分がどういう行動を取るかが大切だ。

この行動が価値観の2つ目である。

間違った自己PR

よくある間違いに、会社分析と称して受けたい会社がどんな価値観の人物を求めているかを調べて、採用面接ではその価値観像通りに振る舞う、というのがある。

しかし、これは絶対にしてはいけない。

会社の求める価値観像通りに振る舞えば採用されるかもしれないが、自分の価値観とは違う会社に所属しても、自分の強みは発揮されず成功できない。
入社しても何の力も発揮できず、居場所がなくなってしまう。

次々と転職を繰り返す人に、この間違いを犯している人が多い。
演じるのが上手いから採用はされるが、偽りの自分を演じ続けることへの違和感がその会社への違和感となり、すぐに会社を辞めてしまうのだ。

あらかじめ自分の価値観を理解して、その価値観が合致する会社を探すことが大切なのだ。

自分を理解するにはストレングスファインダー

転職活動をきっかけにストレングスファインダーを知る方は多いが、ストレングスファインダーでは「あなたは教師が向いています」「あなたは税理士や会計士が向いています」のような職種は出てこない。

ストレングスファインダーでわかることは、まさに自分が大切にしている価値観の部分なのだ。

詳細は下記の記事に書いたが、自分の価値観と合致した行動をするときに強みが最大限に発揮される。
つまり、自分の成功パターンが、自分の価値観なのだ。

もし、今、転職を考えているなら、自分の価値観を具体化するためにストレングスファインダーをおすすめする。

私のセッションには、自分の価値観なんて考えたことがないという人も来るが、ストレングスファインダーの結果を読み解くと、「言われてみれば、そうでした」となる。
どんな人にも価値観はあって、無意識に発動しているのだ。

自分の価値観を、どうやって仕事で表現してきたかを話せるようになることが、転職活動の第一歩となる。


 
※このブログにおけるクリフトンストレングス(ストレングスファインダー®)に関する解説は、しずかみちこ独自のものです。
Gallup認定ストレングスコーチとしての知識をベースにしていますが、個別セッションにて300人以上の方の資質にじっくり向き合った経験と、カウンセラーとして得た心の知識を組み合わせ、より理解しやすいように踏み込んだ解説をしています。
Gallup社の承認を受けたものではない点、ご了承ください。

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活用法について

ストレングスファインダーで自分が常に力を発揮するための取扱説明書を作ることができます。

取扱説明書を作ると、ストレングスファインダーの活用法が広がります。

ストレングスファインダーを複数回受けると、自分の現状がわかります。

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