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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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『さあ、才能に目覚めよう』の最新版発売開始!初版や新版と違いを比較しました

ストレングスファインダー 最新版

2023年6月15日に、ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の本『さあ、才能に目覚めよう』の最新版が発売になりました。
この『さあ、才能に目覚めよう』は、2001年に発売の『初版』、2017年に発売の『新版』、そして今回発売の『最新版』と3種類あり、タイトルは同じですが内容が違います。

この3種類の違いを、ざっくりとになりますが解説します。

目次

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう・最新版

最初に、一番新しい『最新版』を見ていきます。

一つ前の『新版』と『最新版』の違いですが、資質の説明部分以外は全部変更になりました。

○『新版』から『最新版』への変更点
・作者名がGallup社会長のジム・クリフトンに変更になり、序章を全て書き下ろし(『新版』はトム・ラスというコンサルタント著だった)
・巻末に「クリフトン・ストレングスの歴史」が追加
・『新版』にあった「強みを活かす」ことに関する説明はほぼ全てカット
・訳者あとがきも新たに書き下ろし

今回、新たに書き下ろされたジム・クリフトンによる序章は11ページ。
主な内容は下記の2点です。
・自分の弱みを矯正するのではなく、自分の強みを活かすことで能力が開花する
・自分にしか無い強みを活かすことで、優れたリーダーになることができる

また、本の最後には6ページに渡って、ドン・クリフトンがどういう思いでストレングスのテストを開発したかが書かれています。

私がこの『最新版』で必読だと思う箇所は、「訳者あとがき」です。
ご自身もストレングスコーチとして活躍している古屋博子さんが、強みを活かすために必要なことをご自身の経験を元に書いています。
この『最新版』は、初版や新版に記載されていたものが大きく削除されているのですが、削除された部分の中でも特に大切なことを「訳者あとがき」内に盛り込もうとしていると感じました。

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さあ、才能(じぶん)に目覚めよう・新版

2017年発売の『新版』について見ていきます。

『新版』はほぼ全面的に刷新されており、最初に発売された『初版』とはほぼ違う本になっています。

○『初版』から『新版』への変更点
・初版の研究論文的な要素は薄まっている(読みやすくなったとも言えるし、内容が減ったとも言える)
・資質の説明が訳し直しされている
・行動アイデアが初版より充実している
・資質の説明と行動アイデアがセットで記され、読みやすくなっている

初版は、なぜ強みが大切なのかを解説する論文の趣がありましたが、新版ではより読者が身近な話として感じられるような書き方になっています。
初版をストレングスの専門書としたら、こちらはストレングスの入門書になっています。

資質ごとの説明は日本語が手直しされたくらいで内容の変更はありませんが、資質ごとの行動のアイデアやその資質が高い人との働き方の項目は大きく変更されています。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう・初版

最後に、2001年に発売の初版です。
3種類のうち、ストレングスのテストを開発したドン・クリフトンが著者になっている本は、初版だけです。
そのせいもあってか、全体的に論文の雰囲気が残っていて、読みづらいと言われていた本でした。

最初にこの本が発売された頃は、今以上に人は弱みを克服することで成長するという考えが根強い時代だったため、なぜ強みが大切かについて、多くのページ数を割いて書かれています。
そして、初めてストレングスに触れる人が感じるであろう疑問(例えば、「資質の順位に意味はあるのか」や「自分の資質が気に入らなければ、新たな資質を開発できるのか」など)の回答も記載されています。

テスト結果は人種や性別に影響されるのかといった話にも触れられており、ストレングスの専門書として濃い内容の本となっています。

新たに買い直したほうがいい?

初版と新版と最新版では、タイトルは同じだけれど、中身が全然違います。
既にもう持っているけれど、新たに買い直したほうがいいの?と思う人もいるはずなので、私の見解を書きます。

まず、参考に、各本の資質の説明とそれ以外の部分のページ数を書きます。

資質の説明それ以外
初版144ページ211ページ
新版180ページ48ページ
最新版180ページ30ページ
目次を見ての手計算なので誤差がある可能性あります


ページ数を見れば一目瞭然ですが、初版は資質の説明より、強みとは何か、強みを活かすとはどういうことかの記載に力を入れています。
強みを活かす生き方の啓蒙書であり、テストはおまけといってもいいかもしれません。
比較して、新版や最新版では資質の説明がメインで、なぜ強みに着目するかなどの説明は最小限に留められています。


これを踏まえて、私の見解は…

まずは、既に『新版』を持っている人は、『最新版』を買い直す必要はありません。
最新版で比重が置かれている資質の説明部分は、新版からの変更がないからです。
よっぽどのストレングスファンの方はGallup会長の言葉が読める最新版を買ってもいいかもしれませんが、アイドルのオタクが収録曲は同じCDでもジャケットの写真が違うと買うのと同じノリと考えていいと思っています。

これまで『初版』しか持っていない人は新しく買ってもいいですが、ストレングスのテストを受けたことがある人はパソコンやスマホで読める電子データが無料で手に入るので、紙の本にこだわりが無ければこれでいいと思います。

逆に、ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)について、詳しく知りたい人は『初版』を買うと面白いと思います。
いかにも翻訳本という文章で読み辛い部分はありますが、強みを活かすとはどういうことかについて、多くの知見を得ることができます。

なお、初版を買う場合の注意点として、初版ではテストコードが誰でも見える形で印刷されているため、購入時点で既に誰かに使われているという事象が当時発生していました。
なので、テストコード目当てで買うのではなく、既にテストコードが使われた後の安く販売されている本を買うことをお勧めします。
この記事を書いた時点ではありますが、Amazonの中古品は送料込みで300円程度で出品されています。

※この表紙が初版です↓

※参考に、こちらが2017年発売の新版↓

※これが2023年発売の最新版↓

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