働くこと

ストレングスファインダーを後輩育成に活用した話

2017/04/24

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先日書いたストレングスファインダーの記事に、ストレングスファインダーをしてみたけれど、それっきりでどうしていいか分からないという感想をいただいたので、私がかつてストレングスファインダーを活用できたシーンを思い出してみる。

後輩の育成にストレングスファインダーを使用した話

当時彼女は新卒2年目だった。
責任感が強く仕事熱心ではあるが、「誰も私の言うことを聞いてくれない」といつも嘆いていた。
当時、彼女と上司との会話はひどいものだった。
彼女がとあるソフトウェアの導入を上司にお願いしたときの会話を引用する。

上司:「同じ仕事をしている人にこのソフトでいいか確認した?」
彼女:「この仕事は私が一番慣れているので、確認しなくていいです。」
上司:「・・・えっと。このソフトを使うと、どんな業務が軽減されるの?」
彼女:「私が試して使いやすかったんです。これ買ったらいけませんか?」
上司:「どういうところが使いやすいか教えて。」
彼女:「もういいです!いらないです!」

彼女の上司はすっかり匙を投げてしまった。
私が彼女に話を聞いてみると、しくしく泣きだした。
上司に自分の全人格が否定されたと感じたのだそうだ。

育成が難しい後輩のストレングスファインダーの結果

そんな彼女にストレングスファインダーを受けてもらった。
彼女の強みはこの5つ。
1.最上志向
2.個別化
3.信念
4.目標志向
5.自我

この5つの強みの特徴を簡単に紹介。
1.最上志向
・平均以上の能力を最高まで高めることを追求したい
・自分自身のものか他の人のものかに関わらず、強みを活かすことが好き

2.個別化
・一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれる
・一人一人のも最も良いところを引き出し、生産性の高いチームをつくることができる

3.信念
・普遍的な価値観を持っている
・この価値観は一貫した行動を生み出し、信頼感をもたらす

4.目標志向
・自分がどこに向かっているのかを自問し、明確な目標を求める
・特定の行動が目標達成に役立つかを本能的に評価し、効率的に行動することができる

5.自我
・他人にとって非常に重要な人物であることを望む
・独立心が強く、人に認められたいと考えている

ストレングスファインダーを元に後輩と面談

この結果を元に彼女の性格を分析してみた。
「目標志向があるから、目標がはっきりしていたら主体的に行動するだろうけど、 目標が分からないと、何から始めていいか分からなくて何もする気にならなそう。
ただ、目標がはっきりしていたら、優先順位をつけるのは得意だね。
相手の強みやいいところをすぐに発見できるから、相手を理解することもできるはずなんだけど、自分を認めてほしいという気持ちが強く出ると、 なんで私のこと分かってくれないの?と意固地になって、相手のことを理解することを忘れちゃう。
でも自分が認められていると思える状況ではうまく事が運ぶし、褒められるとどんどん力が発揮できる。
・・・どう、当たってる?」

「当たってますーーー。やだ怖い!」

ストレングスファインダーを信じてくれたようなので、肝の部分を彼女に話した。
それは大きく3つある。
・自分の強みは自分ではそれと気づかず、それどころか他人に「どうしてこんなことができないの?」と思いがちなこと
・自分が苦手なものについては、できないことに落ち込んで自分を否定するのではなく、それが得意な人に力を借りることを考えること
・スキルを競うのではなく、お互いに補い合うことを考えること

そして彼女自身に下記の傾向があることも理解してもらった。
・最上志向を持っていると、自分よりスキルが足りない人のことは全否定しがちなこと
・自我を持っていると、自分の意見が通らない状況では感情的になりやすこと

その後の後輩

さて、その後。

相変わらず、誰かと意見が対立して泣いたり怒ったりしたときもあったが、「自我を炸裂させちゃいました。。」というように、自分を省みることができるようになった。
ある部分で自分よりスキルが足りない人たちも、別の部分で自分ができないことをフォローしてくれていることに気がついて、感謝の気持ちを持つようになった。

ある日、彼女が上司に意見をしたいことができた。
上司は、また彼女が感情的になると怖いと言って、私も打合せに同席するように依頼してきた。
しかし、彼女は冷静に現状を説明し、こういう点で困っている、ということを余分な感情を交えずに、一人で話しきった。
自分の損得ではなく、会社のことを考えての発言だった。
最初は警戒していた上司が、どんどん彼女の話に引き込まれていくのが分かった。
彼女の話が上司の心を刺激して、会社の将来にまで話が発展した。
15分の予定の打合せが2時間にまで伸びた。
その部署の方向性が見えた上に、彼女が上司からの信頼を取り戻した、いい時間となった。

もし自我持ちの彼女に、真正面から彼女の問題点を指摘したら、自分自身が否定されたと感じただろう。
ストレングスファインダーを通じて、自分の強みとそのすぐ裏にある困った点に気がついた結果、自分自身と周囲を客観的に見られるようになって、自分の思いも上手に伝えられるようになった。
ストレングスファインダーの結果から自分の行動の癖を読み取ることができると、気付きのツールとして有効になると思う。

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