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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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ストレングスファインダーの自分の資質が辛いときに気をつけること

ストレングスファインダーの資質は34個全部素晴らしいものだ。

しかし、その資質を持っていることで、自分が辛くなってしまうことがある。
全ての資質において起きうる事象なのだが、特に、責任感、競争性、達成欲、慎重さ、調和性などを持っていると、辛さを感じやすいかもしれない。

目次

辛くならない資質の使い方

どういうときに辛くなるのか。どうすれば辛くならないのか。
鍵は「ベースメント(地下室)」と「バルコニー」にある。

ベースメント

ベースメントとは地下室のことである。
狭い地下室に自分一人でしゃがみこみ、ひたすら自分と向き合っている状態を想像して欲しい。
これがベースメントに入っている状態だ。

この時、自分が持っている資質が、全て自分に向いている。

そうなると、自分の資質が辛くなる。
自分の資質のパワーが全て自分に向くとき、その力の強さに自分が負けてしまうのだ。

例えばこういうことが起きる。
達成欲は、どうでもいいことまでやり遂げなければいけない義務感が湧いて、辛くなる。
調和性は、意見の不和が起きるのが怖くて、自分の気持ちが言えなくなる。
資質の力が強過ぎて、自分自身が苦しくなってしまうのだ。

実際は、全ての資質において、ベースメントに入るとマイナスの影響が出る。
例えば、戦略性は、自分の戦略に固執して、戦略に溺れる。
ポジティブは、楽天的になり過ぎて、考えるべきことを考えなくなる。

ただ、戦略性はマイナスの影響が出たら、さらに新しい戦略を考えるので辛さを感じにくい。
ポジティブはあくまでもポジティブなので、辛さを感じにくい。
資質によってはマイナスの影響が出ても気づかず突き進んでしまえる分、はまり込むとやっかいになる。

バルコニー

王宮のバルコニーを想像して欲しい。
明るい空。どこまでも続く広場。そこに集まるたくさんの人たち。
多くの人が自分を見ている。
自分の声を多くの人に届けることができる。
このように明るい光のもとで、自分の資質を多くの人に届けることができる状態をバルコニー使いという。

達成欲は、他の人やチームが目指すことを達成できるように後押しができる。
調和性は、対立に気づき、積極的にそこに踏み込み、解決することができる。
戦略性は、物事の進め方のより良い戦略を見つけ出すことができる。
ポジティブは、人々を明るい気持ちにすることができる。

自分の資質を他人のために使うことで、資質の良い面を際立たせることができるのだ。

資質をよりよく活かすために必要な2つのこと

ストレングスファインダーによって明らかになった資質は、使い方によってマイナスにもプラスにもなる。
常にプラスの使い方、バルコニー使いをするために、必要なものが2つある。

それは「尊敬・尊重」と「信頼」だ。

尊敬・尊重

繰り返しになるが、ストレングスファインダーの34の資質は全て素晴らしいものである。
全てが成果を出すために使われている資質で、良い資質、悪い資質というものはないのだ。

34個の資質を全て尊重すること。
つまり、自分が持っている資質を全て尊く思うこと。
そして、他の人が持っている資質を全て尊く思うこと。

まずこれが、自分の資質をバルコニー使いするための第一歩である。

信頼

次は、その資質を持つ人を信頼することだ。

自分の意見と違う意見を言われたとき、「あいつ、分かってない」などと感じていないだろうか。
それは、分かっていないのではない。
自分とは違う資質を使って、自分には見えないものを見ているのだ。

誰かに違う意見を言われても、その人が持つ資質を信頼して、自分には見えていないものを教えてくれているのだと思うこと。
これが一つの信頼の形だ。

一方、誰かと違う意見を言うことには勇気がいる。
でも、相手は違う意見も聞いてくれる人だと信頼すること。
これがもう一つの信頼の形だ。

そして、違う意見を寄せ合い、あらたなものを作ること。
お互いの資質を活かして生まれたものを信頼すること。
ここが最終的な信頼の形だ。

信頼があるからこそ、安心して自分の資質をバルコニー使いすることができるのだ。

尊敬と信頼の相乗効果

尊敬と信頼があると、例えばこうなる。

戦略性が立てた戦略に対し、慎重さがリスクを指摘する。
そのリスクを精査し、新たな戦略を考える。

・この部分は法律に抵触しないか? → 専門家に確認して、抵触するなら回避策を相談しよう。
・現場から反発が来るのでは? → どういう反発が来るか予想して、問答集を作ろう。
・もしここでこういうことが起きたら失敗するぞ → それが起きた時のためのプランBを用意して、ダメージを最小限にしよう。

慎重さのリスク察知力を使って、戦略に厚みが出る。
厚みを増した戦略で、慎重さが安心して行動できるようになる。

資質のバルコニー使いをすることで、お互いの資質の良い面の相乗効果が生まれるのだ。

強みをバルコニーに出そう!

資質は、持っているだけでは必ずしもうまく使えるとは限らない。
資質を磨き、使いこなし方を覚えることで、自分の強みへと進化させる必要があるのだ。

ただ、全ての人が、強みの素となる資質を持っているのは確かなことだ。
資質を地下室に潜らせるのではなく、明るいバルコニーの下に持ち出して輝かせよう!

 
※このブログにおけるクリフトンストレングス(ストレングスファインダー®)に関する解説は、しずかみちこ独自のものです。
Gallup認定ストレングスコーチとしての知識をベースにしていますが、個別セッションにて300人以上の方の資質にじっくり向き合った経験と、カウンセラーとして得た心の知識を組み合わせ、より理解しやすいように踏み込んだ解説をしています。
Gallup社の承認を受けたものではない点、ご了承ください。

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