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『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』6つ目と7つ目の教え


旺季志ずかさんの『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え

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この本を読んだら、頭ではどうにも理解できない文章の意味が、自然と心の中に湧き上がってくるという不思議な経験をした。
本の中から心に留まった一文と、そこから湧き上がってきた言葉を書き記していく。

6つ目の教え〜今ここにあること

P198 老師「みんな、体はここにおっても意識はここにないことが多い。やってしまった失敗を悔いて過去に行ったり、将来の不安で未来に行ったりする。仕事をしながら夜のデートのことを考え、ご飯を食べながら仕事のことを憂う。
いつも、≪今≫≪ここ≫ではないところに意識が飛ぶ。呼吸だけが、≪今≫≪ここ≫にある真実じょ。ほなけん、呼吸に意識を戻すことがIMAKOKOになるんよ。」

早くアークを探したくて焦るキラとリクに老師は瞑想を勧める。
瞑想をする、つまり呼吸を整えることで、自分自身がMINAMOTOになると、焦る2人に説いた。

成功した授業、失敗した授業

随分前の話になるが、私が大学4年生の春、教育実習に行った。
教科は公民で、2クラス分の授業を担当した。
2週間の実習期間は無事に終わりに近づいたが、最後の授業のテーマが「戦争」と聞いて、その難しさに頭を抱えた。
戦争は本の中の出来事ではなく、実際に起きた出来事だと伝えるにはどうすればいいか必死に考え、図書館で多くの文献を調べ(インターネットのない時代だった)、寝ずに準備をし、授業に臨んだ。

その戦争をテーマにした授業は、今振り返ってもいい授業だったと思う。
伝えたいという一心で必死に話した。
いつもはお喋りに忙しい生徒たちも真剣に聞き入ってくれ、教室の雰囲気が明らかにいつもと違う熱を帯びていた。
授業終了後も余韻が教室に漂っていた。

その授業にとても満足した私は、翌日、担当していたもう一つのクラスで同じ内容の授業をした。
ところが、そちらの方は完全に失敗だった。
同じことを繰り返しているのだから、話し方はうまくなっているはずなのに、誰も授業を聞いてくれなかった。

成功の理由、失敗の理由

2回目の授業がうまくいかなかったのは、生徒のせいではない。
この2回の授業で違ったのは、私の気持ちだ。
最初の授業では、どうすれば伝わるか不安で必死で集中していた。
次の授業では、このやり方で伝わると安心していて集中していなかった。

MINAMOTOとひとつになることで、MINAMOTOからのメッセージを待つ存在ではなく、自分自身がメッセージになる。
私が教育実習で作った資料や授業内容は、きっとそんなにたいしたものではなかった。
ただ、最初の授業では、私が伝えたいあまりに極度の集中状態になったせいで、私自身が強いメッセージを発する存在になっていたのだろう。

≪今≫≪ここ≫に意識を向けると何が起きるか

例えば、音楽のライブ会場でも、アーティストと観客の双方が音楽を通じて≪今≫≪ここ≫に意識が集中したとき、会場の空気に高揚感が生まれる。
≪今≫≪ここ≫に意識が集中すると、その場の空気感すら変わるのだ。
そして、自分だけぽつねんと乗り切れなかったときは、確かに意識が集中していなかった。

集中することで、今までにないアイデアが出てきたり、それまでできなかったことができたりした経験がある人は多いだろう。
スポーツ選手がプレイ中にボールや人が止まって見える状態のことを「ゾーンに入る」と表現するが、ゾーンとは超集中状態のことである。
集中することで、普段以上の実力を発揮できるようになるのだ。

≪今≫≪ここ≫への集中方法

集中するということは、意識を≪今≫≪ここ≫に集めるということである。
≪今≫≪ここ≫に意識が集まると、MINAMOTOとひとつになる。
そのとき、あらゆる制限が外れて、自分の能力が最大限に発揮される。

すぐにできる≪今≫≪ここ≫への集中方法が呼吸だ。
過去の呼吸を今することはできない。未来の呼吸を先取りすることもできない。
呼吸は究極の≪今≫≪ここ≫なのだ。
頭を空にし、吸うことと吐くことだけに意識を向けてゆったりと呼吸をすることが、自分の持つ力を最大限に発揮するための最強のツールでもあるのだ。

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7つ目の教え〜自分を許す

P233 すべての目の前の人、できごとが、自分の鏡だってわかったんだ。きみは、僕の一部だって。僕は自分の中の欲望、毒々しい邪悪さ、弱さ、そのすべてにオッケーをだした。
どんな醜い自分も許す。そしてきみを、エリカを、タマスを信じる
目の前にあらわれる、どんな人物も自分を映し出す鏡じょ。嫌いな人、苦手な奴があらわれたときは、切り離した自分の部分を取り戻すチャンスなんじぇ。(中略)
赦しは最強のパワーじぇ。目の前の相手を許したとき、自分のその部分も赦され戻って来る。反対もしかり。自分自身の嫌な部分を許していくと、嫌いな人はいなくなる。
裁かれ切り離された部分がない人格ほどパワフルなものはない。

闇の将軍タマスは、仲間だと思っていた美少女エリカだった。
キラとリクを殺そうとするエリカに、キラは「一緒に帰ろう」という。
そのキラの言葉でエリカの心は和らぎ、闇将軍の支配から解放されるのだった。
 

自分を解放することは自分を許すこと

ビリーフが外れ、自分を解放することは、自分を許すことでもあった。
人に甘えてはいけない、人前で感情的になってはいけない、質素でいなくてはいけない…、こういった思い込みから解放された。
人に甘えること、感情を表に出すこと、ワクワクすることをやること…こういったことを自分に許した。

それからは他人の行動に対してイライラすることが随分と減った。
今思うと、自分が我慢をしていることを誰かが我慢せず自由にやっているときに、イライラとしたのだろう。
かといって、他の人がやることなら何でも無条件に受け入れられるかというと、それは違っていて、「こういうことされると困るなあ」「それはとても失礼なんじゃないかな」「それは行き過ぎだよな」と思うことはもちろんある。
今までは、そういうときは怒りの感情が起きるのを理性で抑えこんで(自分自身で怒りの感情に気づかないほどガチガチに抑えこむことができていた)、何ごともなかったこととして振舞っていた。
何ごともなかったのだから、怒りを表明したり、何が問題なのかを相手に伝えることもできなかった。
それなのに、自分の中に抑えこんだ感情がくすぶって、何日も何日も悶々とし、ネガティブな感情を持ち続けていた。

自分を許すことは相手を許すこと

しかし、感情を表に出すことを許した今は違う。
怒る、相手に怒りを伝える、以上これで終了、となるのだ。

相手に怒りを伝えるということは、怒りを言語化することだ。
自分の中の怒りを認めないと、的確に言語化できない。
前は怒りという感情を持つ自分を認めることができなかった。
でも今は、ネガティブな感情を持つことを許したため、怒りを認めることができる。
怒りという感情を認めるから、相手に怒りを伝えることができる。

こうやって相手に怒りを伝えることで何が起きたかというと、相手を許すことができるようになった。
相手からの謝罪の有無に関わらず、「そうだよね、そういうことしちゃうときもあるよね」と相手の言動を許せるようになったのだ。

感情を認めないと許せない

怒ることで、相手を許せるようになる、ということは、とても大きな発見だった。
なぜ、そういうことが起きたのか。
これまでは私が怒っているのに、相手が私の怒りに気付かずのうのうとしていることにイライラしていたのだと思う。
しかも、一番近い存在の自分自身でさえ怒りの感情に気付かないのだから、それは絶望的だっただろう。
その悲しさを相手にぶつけていたのだ。
相手に怒っているふりをして、自分自身に怒っていたのだ。
相手が私に対してしたことは怒りのきっかけにすぎず、怒りの原因は自分自身にあった。
なので、今はきっかけによって怒りが発生しても、すぐに自分自身が持つ内部の原因が解消できるので、怒りがあっという間に静まるというわけだ。

この本の第一章にあったように、全ては一つだ。全てが繋がっている。
目の前にいる誰かが、自分の見たくない部分を映し出すときに、ネガティブな感情が起きる。
なので、自分自身を許すと、相手も許せる。相手を許すことは、自分自身を許すことでもある。
自分自身も他人をも責めない世界は、とてもとても穏やかだ。

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臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』シリーズ

1つ目と2つ目の教え〜繋がりと瞑想
3つ目の教え〜周波数
4つ目と5つ目の教え〜嫉妬とソウルビジネス
6つ目と7つ目の教え〜今ここにあることと許し

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