GoToの恩恵に与りそびれた東京都民だから「都民限定トク割プラン」で東京旅行に行くことにした
毎年、夏は海外に野球を見に行っているのだが、今年はコロナによる制限で断念した。
でも、どこにも行かないのもつまらない。
「GoToってどうなんだろうね。割引は嬉しいけど、混んだら嫌だなあ」なんて言っていたら、東京はGoToの対象外になった。
そんな折、目に止まったとある記事。
「JR東日本系ホテル、東京都民限定で宿泊料金を50%オフ」
ちょうど私は東京都民。
あの憧れの東京ステーションホテルも50%オフで泊まる資格がある。
東京駅と一体化し、東京駅と共に歩んできた、あの東京ステーションホテルに!!
私はわりと鉄道好きな方ではあるが、夫はかなりの鉄道好き。
一も二もなく乗ってきた。
そんなわけで、この夏の旅行の目的地は、東京駅に決まったのだ。
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東京ステーションホテルのどの部屋にする?
東京ステーションホテルに泊まることは一瞬で決まったが、どの部屋を選ぶかは数日悩んだ。
都民限定トク割プランが適用される部屋は23種類もあるのだ。
ポイントはトレインビュー
せっかく東京駅に泊まるのであれば電車が見える部屋が良かった。
しかし、意外なことに、東京ステーションホテルで電車が見える部屋は、3室しかない。
各1室しかないメゾネットスイートキングと同ツイン。
そしてクラシックスーペリアツインの中の1室の計3室だ。
選択肢1:クラシックスーペリアツイン
一番お値段が手頃なのは、クラシックスーペリアツイン。
しかし、このグレードの部屋は複数あるため、電車が見える部屋になるかどうかは行ってみないとわからない。
ホテルに頼めば融通を利かせてくれるかもしれないが、それはホテル側のご厚意だ。
このクラシックの部屋は「眺望は望めません」と書いてあるため、外れたときのダメージは大きい。
しかも電車が見える部屋だったとしても、「駅施設の裏手で眺望は芳しくない」と書かれている。
窓からの眺望は重要ポイントなので、選択肢から外れた。
選択肢2:メゾネットスイート
残るはメゾネットスイートのツインとキング。
2階建てのスイートルームだ。
スイートなので目玉が飛び出る値段である。
だが、海外遠征に比べれば安い。
元の値段が高ければ、割引される金額も大きくなるので、お得感もある。
そうは言っても、即決するには勇気がいる値段だ。
東京都内でメゾネットタイプの部屋があるのは、この東京ステーションホテルだけらしい。
重要なのは電車が見えることで、メゾネットにこだわりはないが心の片隅に留めておこう。
最終決断
数日考えた。
トレインビューを諦めた場合と背伸びしてメゾネットスイートに泊まった場合を妄想した。
もしトレインビューを諦めて安い部屋に泊まったとき、とても素晴らしい体験をしたら、次はトレインビューの部屋に泊まりたくなるだろう。
もしイマイチな経験をしたら、「いい部屋だったら素晴らしい体験ができるかもしれない」と考えて、トレインビューの部屋に泊まりたくなるだろう。
どちらにしろトレインビューの部屋に泊まりたくなるならば、この安い機会に清水の舞台から飛び降りるのが一番合理的ではないだろうか。
必死に悩んで最終的に選んだのは、トレインビューのメゾネットスイートキングだった。
なお、メゾネットスイートのツインとキングでは、割引後でも8万円もの差があるので、ここでは迷わずに、安い方のキングを選んだ。
いざ、東京ステーションホテルへ!
予約をしてから3週間弱。
あまりに楽しみで、夫婦二人で浮かれて過ごした。
こんなに浮かれた準備期間を過ごせることも、旅の醍醐味である。
全ての鉄道好きの師匠といえる種村直樹氏の『東京ステーションホテル』を手に入れ、予習にもしっかりと励んだ。
※この本は東京ステーションホテルに泊まる人にとてもおすすめ。
東京ステーションホテル、ひいては東京駅のこれまでの歩みがよく分かる。
改築前に書かれた本であるが、だからこそ、この改築の重みが伝わってくる。
「改築しなくても良い」「赤レンガなんて取り壊して高層ビルが良い」「建築時の姿に戻すのが良い」という様々な意見がぶつかった結果が、今、目の前にある東京駅だ。
ついに、到着
家からは30分弱。
普段の通勤路とも言える道だが、この扉の奥は、非日常が待っている。
楽しい1泊2日のスタートだ!
東京ステーションホテル宿泊記一覧
・「都民限定トク割プラン」で東京旅行に行くことにした
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