ホテリ・アアルト夕食・夜食編 福島の日本酒、会津の幸、そして部屋に届けられたのは〜。福島・18きっぷ旅
食事は旅の大きな楽しみだ。
待ちに待ちたる夕食の時間がやってきた。
チェックイン時に決めた夕食時間に会場に降りて行くと、スタッフが待っていて席に案内してくれた。
席には陶板がセットされている。
夕食、スタート!
かわいい箸置き。
まずは飲み物から。
このホテリ・アアルトでは、夕食時の飲み物も無料だ。
このメニューにあるもの全てが無料でいただける!
お酒をたくさん飲む人には言わずもがなで有り難いことだが、お酒を少ししか飲めない私にもありがたかった。
私は日本酒が好きで、その土地のあらゆる日本酒を飲んでみたいのだが、量が飲めないため、いつもメニューを真剣に睨みつけて、その日の一杯を決めている。
でも、こちらではホテルの方に相談したところ、いろいろな日本酒をお猪口一杯ずつ出していただけるという。
お手間をかけてしまうが、さっそくお願いした。
いただいた日本酒は全て福島のものを5種類。
・大七 生酛(本醸造・二本松) :食事を引き立てるさわやかな飲み口
・会津中将(純米酒・会津若松) :甘みはあるがスッキリとしてキレがある
・花春(純米酒・会津若松) :甘味と酸味がどちらもしっかり感じられる力強い日本酒
・花泉(本醸造・南会津) :旨味が舌から喉までさらりと滑り降りていく。あとに残る香りが良い
・穏(純米酒・郡山) :旨味が前面にあり主張が強いかと思いきや、後味はスッキリ
おまけに郡山の芋焼酎、太郎右エ門も味見。
芋独特のクセは少なめで、芋焼酎初心者に向いている焼酎だった。
まさか福島で焼酎を作っているとはびっくり。
ほどなく食事が始まる。
メニューはこちら。
まずは前菜が登場。
左から、ひしこ鰯と夏野菜のミルフィユ、真鯵のエスカベッシュ
左から、白魚のマリニエール、会津地鶏のフリカッセ、白河清流豚トロの炙り
5cmを超える大きな白魚は初めて食べた。独特のプリプリ感があった。
次はデミタスカップに入った紅芋の冷製スープ、パン添え。
載っているのはなんだろう…芸が細かい!
サーモンとアボカドのショーフロワ。
サーモンの中にショーフロワソースで和えられたアボカドがぎっしり入っている。
尾長鯛のポワレ。
皮がパリッと焼き上げられていて、食感がいい。ソースとよく合って美味しかった。
黒毛和牛サーロインのグリエ。
こちらに添えられた会津野菜の数々がどれも野菜本来の味が濃くて美味しかった!
トマトとタプナードの生パスタ。
もちもちした麺が食べ応えがあって、少量でも満足だった。
最後にデザート。
あかつき桃のスープ仕立て。
なんと桃の中にはアイスが入っていた!
桃の季節に来れて良かったとしみじみ幸福が押し寄せてくる。
食後にはコーヒーか紅茶が供される。
カフェインが苦手で…と言ったら、ルイボスティーを出してくれた。
ワガママな客でごめんなさい。
食事会場は「たごころ食堂」と名付けられている。
「田」と「心」で「思」。
その名の通り、地元でとれた食材を使って、心をこめて作られた料理の数々に、すっかり幸福になった。
嬉しい夜食の差し入れ
かなりお腹いっぱいになったのだが、これで終わらないのが、ホテリ・アアルトのすごさである。
夜9時半過ぎに、部屋のドアについている箱がカタカタと音を立てた。
何か入っている!
ワクワク
おにぎりだ!
夕食で充分に満腹だったはずなのだが、梅ひじきのおにぎりも完食した。
ご飯がとてもとても美味しくて、もうひとつ食べたいと思うほどだった。
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