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決断の時。経理部への異動が決定!


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決断の時

ついに、新しい人事制度の導入が公となり、経理部への異動希望者の募集が始まった。

1ヶ月前にこっそり経理部の同期が耳打ちしてくれたときに、私の頭に浮かんだのは、この3つのことだった。
・経理に移ってもまた嫌われるのではないか
・東京で暮らせるのか
・今の場所から逃げることが許されるのか

経理に移ってもまた嫌われるのではないか

この思いを検証するために、それまでの1ヶ月を使って自分の言動の振り返りをした。

私の悪い部分がいくつも見つかった。
そして、そこを改善しようと意識することで、会社が少し居心地が良くなった。

この思いを忘れなければ大丈夫ではないかと思えた。

東京で暮らせるのか

東京という街は怖いところだと聞きながら育ったせいか、東京が理由もなく怖かった。

ただ、東京には学生時代の友人も住んでいるし、遊びに行ったことも何度もある。
雑誌やテレビに出るような「東京」は一部の地域だけであって、住宅街もたくさんあることも知っている。

かつては自分に自信がなさすぎて、私のことを知っている人が一人もいない町で人生をやり直したいと思っていた。
しかし、この1ヶ月間自分自身を振り返ることで、友人の住んでいる町でも暮らしていけそうな気がしていた。

東京に住むのは問題ないと思えた。

今の場所から逃げることが許されるのか

一番悩んだのが、このことだった。

支社の人との人間関係は改善しつつあったが、まだまだ打ち解けるとは言えないレベルだった。
そして、私のことを嫌っている2人の先輩には相変わらず無視されていたし、私自身も関係を改善しようとはしていなかった。
仕事も全然覚えられていなかった。
こういう半端な状態で大阪を離れるのは、逃げなのではないかと悩んだ。

そして、私のことを気遣ってくれている先輩たちも多く、その人達のことを裏切ることになるのではないかと悩んだ。

結論

悩んで、悩んで、悩んだが、心の奥底では最初から結論が出ていたのだろう。

「経理に行きたい!」

未経験では採用されないと言われていた経理の仕事に就くチャンスなのだ。
これを逃したら、一生後悔するだろう。

半端かもしれない、逃げかもしれない、裏切り者かもしれない。

それでも、経理に行きたい!
 

私は中学2年生のときに、当時の数学の先生が嫌いで嫌いで、一年間憎み通したことがある。
授業にいたとしても、1年間教科書を開かず、ずっと別のことをしていた。
それでもテストでは授業を聞いている人よりもいい点数を取っていたので、何も言わせなかった。
ただ、1年も終わりに近づくと、憎むことに飽きてしまった。
でも引っ込みがつかず、それに私が憎んでいた点の改善もされなかったので、必死に憎み続けた。
このときに学んだのが、「人を憎み続けるのは疲れる」ということだった。
人を憎むより憎まれる方がよっぽど楽だと、中学2年生にして悟ったのだ。
 

今、ここで支社の人の視線を気にして経理に行くことを諦めたら、いつかは支社の人を恨んでしまうかもしれない。
そんな自分勝手に人を恨むことになるくらいなら、裏切り者と言われても、経理に行きたい。

私は、経理部への異動を希望する旨を、人事部にメールした。

異動、決定!

人事部にメールをしてから2週間ほど経った後、直属の上司の更に上役から呼び出されて、面談をした。
東京に引っ越すことになってもいいのかと覚悟を問われた。

更にそこから数日後、経理部へ異動の内示が出た。

当時、私は入社後4ヶ月目。
試用期間中の異動という異例のものだった。

後に知った話だが、このとき経理部へ異動希望者は3人いたらしい。

大阪支社、最後の日

9月中に引き継ぎを済ませ、10月1日から経理部での勤務となった。

4月と10月の異動は規模が大きいため、私以外にも異動者が数名いて、合同で送別会が開かれた。
その場で私は号泣した。

私はそれまで卒業式で泣いたことはないし、一社目を辞めたときも泣かなかった。
ちなみに、その後も退職に伴って泣いたことはない。
後にも先にも号泣したのはこのときだけだ。

半端でやりきれない思い、孤立していた私に手を伸ばしてくれた人の優しさへの感謝、そういう思いが涙を呼んだ。

そして、やはり私は辛かったのだ。
この環境から離れられる。
その喜びも涙の半分以上を占めていた。

次回に続く

次の記事は→2001年9月の2つの出来事。9月11日と9月26日。

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