ブルノの聖ヤコブ教会で方向性は逆だが期待以上の体験をする プラハ・ブルノ・ウィーン旅ー7
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引き続き、ブルノ観光。ブルノの観光スポットは、全て徒歩圏内なのでありがたい。
市庁舎にて、ワ…もとい、ドラゴンの剥製を見た後は、聖ヤコブ教会に向かった。
聖ヤコブ教会
自由広場からほど近い、ゴシック様式の建物は、内部もシンプルで美しい。
ブルノの街は、地下通路が張り巡らされていて、それも観光名所になっている。
聖ヤコブ教会にも地下通路があると聞いていた我々は、さっそくその入り口を見つけた。
地下に向かう階段があり、その脇にお姉さんが座り、「ツアーは50クロナ(≒250円)です」と言っているのだ。
見逃すはずはない。
13時からのツアーだったが、我々が到着した13:05にはまだスタートしておらず、おまけに他に人もいない。
我々が100コルナ(2人分)(カード払い不可)を払った瞬間にツアーがスタートした。
さて。
階段を覆う鉄格子を開けてくれるのかと思いきや、違う扉が開けられる。
そして、その扉の向こうにある階段を上れと手振りで伝えられる。
え?なんで上に行くの?と聞こうとする我々の機先を制するようにお姉さんは言った。
「I can’t speak English.」
…こうなったら従うしかない。
上を見ると果てしなく渦を巻く螺旋階段。
しぶしぶと上り始める。
まず最初に現れたのは立派なオルガンだ。
1694年に作られたものらしい。
さらに上に上がると、埃っぽく薄暗い空間に着いた。
ここから先は1592年に建てられた当時そのままらしい。
さらに上に上がると、木のみで骨組みが組まれた空間に着いた。
さらに上に上がると、マリアと名付けられた鐘が現れた。
この鐘は、一回だけ撞かせてもらえる。
塔からの眺めは素晴らしい。
聖ヤコブ教会のツアーはここで終了だった。
あとは階段をぐるぐると降りて解散となった。
地下に降りるつもりが、なぜか塔に登る羽目になってしまったが、築500年の塔の内部の独特の湿った空気は印象深く、貴重な経験ができたのであった。