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しずかみちこ
Gallup認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の専門家として、個人やチームが「強み」を活かして最大の成果を生み出すためのコーチングと研修をしています。

リクルートスタッフィングで経理したり、レアジョブの管理部門立ち上げたり、ブラック企業に入ったり、上司の横領見つけて辞めさせられたり、人の会社2つ作ったりと波乱万丈な職歴の後、独立して今に至ります。

投資と経理スキルでお金をデザインし、ストレングスファインダーで強みを活かしたら、人生が楽しくなりました。

趣味は野球観戦と美味しいものを食べること

収集心・最上志向・戦略性・未来志向・分析思考
ストレングスファインダーのnote
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ザッハー?デメル?オーバーラー?ザッハトルテ食べ比べ!違いはどこに?

旅の全容はこちら→プラハ・ブルノ・ウィーン旅目次
 

目次

ザッハトルテ

ウィーンの名物といっても過言ではないザッハトルテ。
たかがケーキではない。かつて、ホテルザッハーとデーメルの間でザッハトルテ戦争が起きたほど、評判のケーキなのだ。

7年にもわたる裁判の結果、オリジナルを名乗ることが許されたホテルザッハーと、オリジナルのレシピで作ることを許可されたデーメル。
どちらがどう違うのか気になるところだ。

ザッハトルテ食べ比べ

せっかくウィーンに来たのだから、ザッハトルテの食べ比べをしよう!

候補は、ザッハトルテ戦争の当事者、ホテルザッハーとデーメル。
そして個人的な思い入れで、オーバーラー。

オーバーラーは、かつて福岡に支店があり、そこで私が初めてザッハトルテに出会った。
そのとき、世の中にこんなに美味しいものがあるのかと驚いたのだった。

バラバラに食べたのでは違いがよくわからない恐れがあるため、全て持ち帰りで用意し、ホテルにて実食することにした。
 

選手紹介

左からオーバーラー、デーメル、ホテルザッハー

それでは、さっそく3種類のザッハトルテに登場してもらおう。

 

ホテルザッハー

お持ち帰り用のザッハトルテをカフェとは別の場所で販売している、ホテルザッハー。

今回はそこの一番小さなタイプのザッハトルテを用意した。
ケーキの上に乗っているチョコレートには、しっかりと「オリジナル」の文字が刻まれている。

 

デーメル

日本でも百貨店の洋菓子売場などでよく見かけるデーメル。

カフェの入り口に持ち帰り用のレジがあるので、そちらで購入。
ケーキ1つだけの持ち帰りにも快く対応してくれた。(ケーキ1つ用の箱が用意されているくらいなので、そういう客が多いと思われる)

ケーキの上に乗っているチョコレートには、デーメルの店名が刻まれている。

 

オーバーラー

以前、福岡IMSに支店があったが、撤退して以降、オーストリアにしか店舗のないオーバーラー。

こちらもケーキ1つだけの持ち帰りが可能だ。(どうしても他にも食べたいケーキがあったため、後ろに写っている箱はケーキ2個用のものである)

 

忘れてはいけない生クリーム

ここで、大切なことが1点ある。
ザッハトルテには、砂糖なしの生クリームが必需品である!

チョコレートがたっぷりとかかったザッハトルテは、砂糖なしの生クリームと合わせると、味わいがガラリと変わる。
生クリームの滑らかさが加わると、まろやかで柔らかく食べやすくなるのだ。

なので、もちろん、部屋で食べるザッハトルテにも生クリームを用意した。
この生クリームは、カフェオーバーラーの斜め向かいにあるスーパーマーケットで1.3ユーロで購入したものである。

 

泡立て器のいらない生クリームの泡立て方

いくら生クリームが必需品といっても、旅先に泡立て器を持参している人はそういないだろう。
でも、この方法なら、泡立て器がなくても簡単に生クリームを泡立てることができる。

  1. 買ってきた生クリームの3/4くらいを他のコップなどに移し、容器内に1/4くらいだけ生クリームを残す。(量は厳密でなくて大丈夫)
  2. 容器のフタをしっかり閉める。
  3. 容器をひたすら上下に振る。ジャボジャボと音がするくらい勢いよく振ること。
  4. 2〜3分振り続けると、ジャボジャボという音がしなくなる。音がしなくなったら完成。
  5. 容器のフタを開けて、中から生クリームを掻き出す。

※もし生クリームの量が足りなければ、1で取り出した生クリームを容器に戻して、また容器を振ればいい

実食!

生クリームの用意もできたところで、さっそく実際に食してみる。

 

各店の感想

ホテルザッハー

ホテルザッハーのザッハトルテは、スポンジの間にアンズジャムが挟んであるタイプだ。

かかっているチョコはダークチョコで、シャリシャリした食感。
スポンジはやや甘めで、アンズジャムの香りと酸味が程よく前に出てきている。

 

デーメル

デーメルのザッハトルテは、チョコとスポンジの間のみアンズジャムが塗られていて、スポンジの間には挟まれていない。

かかっているチョコは甘く、サラサラとした食感。
スポンジは甘さ控えめのさっぱりしたもので、チョコの甘さとのバランスを取っている。
アンズジャムの風味はそこまで感じず、シンプルなチョコレートケーキといった味わい。

 

オーバーラー

オーバーラーのザッハトルテは、ホテルザッハーと同じく、スポンジの間にもアンズジャムが挟んである。

かかっているチョコは甘く、ジャリジャリとした食感。
スポンジも甘いが、アンズジャムの酸味で甘さを中和している。

 

まとめ

3つのザッハトルテの感想をまとめる。

  • ホテルザッハー:主役はスポンジ部分という印象。スポンジを引き立てるためにチョコとアンズジャムが寄り添っている。上品な貴婦人という印象。
  • デーメル:主役はチョコレートという印象。チョコレートの美味しさを控えめなスポンジが支えている。クールな女優という印象。
  • オーバーラー:チョコもスポンジも主役級で、それにアンズジャムが肩を並べ、まとめている。賑やかで元気な女の子という印象。


どれが美味しいか、と問われたら、どれも美味しく、あとは好みと求めているものによるといったところだ。

チョコレートが好きならば、デメルは試した方がいい。
ただ、アンズジャムとチョコレートのハーモニーがザッハトルテの核心だと考えるなら、ホテルザッハーかオーバーラーだ。(小難しく言ってみたが、要するに、チョコレートと酸味のあるジャムの組み合わせが好きかどうか、ということだ)

20代だった私がオーバーラーを好きだったのは、とてもよく分かる。
今でもオーバーラーのケーキは美味しいと思うが、年月が経ち濃い味付けを求めなくなった今では、1つまるっと食べるならホテルザッハーの方が好ましい。

私個人の感想を言うと、この3店食べ比べの翌日から、ホテルザッハーのカフェに通い、2日連続でザッハトルテを食べたほど、ホテルザッハーが気に入った。

カフェで食べる三角のザッハトルテは、全体をチョコで包まれている持ち帰り用よりもチョコの比率が下がる分、さらにさっぱりとして食べやすかった。

 

ぜひ自分好みのザッハトルテを!

ザッハトルテはチョコとスポンジとアンズジャムというシンプルな組み合わせだが、だからこそ無数の味わいを生み出すことができるケーキということがわかった。

自分好みのザッハトルテを探すというのも、ウィーンの一つの楽しみ方である。
 
https://koto1.com/archives/4658

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