新着記事一覧用固定ページ
-
心の保ち方
シンプルで単純なことこそ、気がつくのが難しい
助けてという練習 あれは確か幼稚園の頃だった。 腹話術の人形のことを、人形が喋っていると信じていた頃だ。 「知らない人に付いて行ってはいけません」 そういったことを教わったのだと思う。 そして前に立った女の人はこう言った。 普段から「助けて」... -
美味しいもの
蕎房猪口屋。ここのお蕎麦は茅ヶ崎で一番だと思う
結婚するまでは茅ヶ崎に住んでいた。 海と山とどちらも感じられる環境が私の故郷によく似ていて、とても好きな町だった。 今でも時々遊びに行く。 友人も住んでいるし、お気に入りの店もある。 そして、海がそこにある。 蕎房 猪口屋 この蕎麦屋は、私が... -
本・映画・音楽
『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』キューバはどこかにあるユートピアなのか
今読みたい本 本を10冊ほど売った。 つい最近買って、まだ読んでいない本も数冊あった。 最近、自分自身が大きな変化を起こした感覚があって、それまで読もうと思っていた本に魅力を感じなくなってしまったのだ。 せっかく買った本を読まずに売るのは勿体... -
美味しいもの
つかだ。佐藤可士和プロデュースの中目黒の焼き鳥屋
美味しいもの好きの友人が教えてくれる情報ほど信用できるものはない。 そんな友人から、中目黒にコスパ良し、味良しの焼鳥屋が開店したと聞いた。 しかも佐藤可士和氏が内装も什器も空間全体をプロデュースしているらしい。 可士和氏にとって初の飲食店プ... -
美味しいもの
火の鳥。究極の麻婆豆腐が亀戸にやってきた
好きな食べ物はいろいろあるけれど、麻婆豆腐は間違いなくその一角を占めている。 辛い方が好きだが、辛ければいいというものではない。 ひき肉の旨味も味噌の甘みも豆腐の滑らかさも感じられないほど辛いのはやり過ぎだ。 唐辛子の熱さ、山椒の痺れ、その... -
おすすめ
浅草ハヤシで実印を作る。「自分の名前だから、こだわりもって」
実印が必要な予定がでてきた。せっかくなので、実印らしい実印が欲しくなった。過去に実印が必要になったときは、手元にあるあり合わせの印鑑を登録して使っていた。しかし、そこら辺の認印と変わらないようなものだったので、すぐにいくつかある中でどれ... -
エッセイ
2018年の桜を、私は一生忘れないだろう
2018年3月29日 早朝、夫の電話が鳴った。 義母が受話器の向こうで動転している様子が私にも伝わってくる。 夫は、義母に、医師を呼んで話を聞くように言い聞かせている。 慌てて家を飛び出した夫を見送った後、クローゼットの奥から、夫の黒いスー... -
美味しいもの
原了郭の黒七味を京都駅で味見。鳥天カレーの変化がどう変化するか?
京都に降り立った。 時刻は13時過ぎ、小腹が空いた。 時間はそれほどない。 もしお昼ご飯を食べるとしたら、うどんやカレーのようなさくっと食べられるものじゃないと時間的に厳しい。 そう考えながら、JR京都駅から地下鉄に向かっていたら、おもてなし小... -
野球・相撲
イタリアで野球を見た話。2008年新婚旅行・試合編
前編はこちら https://koto1.com/archives/7965 2008年8月 新婚旅行7日目。 スイスから一気に南下し、イタリアのボローニャを目指す。 翌日乗る予定の飛行機はミラノ発なのに、ミラノを通り過ぎてなぜボローニャかというと、ここで野球の試合が開催される... -
野球・相撲
私達が欧州野球にはまった理由。2008年イタリア・新婚旅行準備編
欧州野球 我が家では事情が許す限り、年に一度はヨーロッパに野球観戦に出かけている。 これまで野球観戦のために訪れたのは、イタリア、フランス、オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコ、フィンランド。 こう言うと、「何がきっかけでヨーロッパで野... -
本・映画・音楽
春はすぐ隣に。メレンゲ『君に春を思う』
この1ヶ月、あれやこれやといろいろなことが重なり、とても慌ただしかった。 ようやく一息ついて顔を上げると、空気に春が混ざり始めていた。 この季節になると聴きたくなる曲がある。 メレンゲの『君に春を思う』という歌だ。 公式動画をどうぞ こ... -
エッセイ
3月11日。何気ない日常生活を送れることが何よりも愛おしく感じる日
毎年元日に「天皇皇后両陛下のお歌」が発表される。 2018年1月1日に発表された歌のうち、皇后陛下がお詠みになったとある一首から目が離せなくなった。 [box class="box2"]野蒜とふ愛しき地名あるを知る被災地なるを深く覚えむ[/box] この歌に出て来る「野... -
本・映画・音楽
離れずに暖めて。去りゆく月日に抗えることはできないからこそ
『離れずに暖めて』 私がSING LIKE TALKINGのこの歌に出会ったのは大学一年の春。 サークルの先輩がカラオケで歌ったのを聞いて、その場で惚れこみ、すぐにCDを買いに行った。 もう20年以上もこの歌を聴き続けていて、何度聞いても胸に刺さる。 それなの... -
心の保ち方
価値のない人間はいないけれど価値なんて無くていいし、それが強さになると気づいた日の話
心の中に 朝、目が覚めた時、心の中にしっかりとした足場的なものが現れたことを発見した。 空想の中のイメージであるが、その足場は人が一人乗れるくらいの大きさの正方形で、その上で飛んだり跳ねたりしてもびくともしそうになかった。 足場が突如現れた...