仕事の極意– category –
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守るべきは立場の弱い人。そして守るとは一人にしないこと。
かつて人材派遣会社に勤務していた。大手の、主に事務職を派遣する派遣会社だ。 その会社で言われていたことがある。「トラブルがあったときは、派遣スタッフさんを守ること」「自社の名誉ではなく、クライアントの派遣先会社でもなく、派遣スタッフの方を... -
残業時間が減らない本当の理由。仕事を増やすのは上司だけではなかった
【残業できない社員が怒られた】 毎月の売上金額を算出するために、月末最終日は深夜0時過ぎまで残業をしなくてはいけない部署があった。 小さな子どもを抱えている女性社員も、その日は家族に子どものお迎えを頼んで残業を頑張っていた。 ところが家族の... -
好きなことを仕事にするとは、どういうことか
【「好きなことを仕事にする」の本当の意味】 「好きなことを仕事にする」という言葉がある。 これこそが成功の秘訣だと言う人もいれば、それではうまくいかないよと言う人もいる。 どちらの言うことにも一理あるような気がしていたが、ようやく分かった。... -
人は肩書から学ぶのではない。共感から学ぶ生き物である
【いいこと言ってるつもりなのに…】 部下や同僚にいろいろ教えているのに、相手の反応がいまいちなときがある。 自分では気分よく「いいこと」を話しているつもりなのに、相手は早く話を終わらせたそうな素振りまで見せる。 振り返ると、このとき私の心の... -
自分の看板は自分で作っている
【例:新年会の店選び】 自分がどのような情報を出すかによって、周りに集まってくる人が変わってくる、と感じることがあった。 きっかけは、新年会の幹事になったことだった。 新年会 年明け早々に行われる、会社の新年会の幹事になった。 お店はどこにし... -
積上型として生きてきた私の、ブリコラージュな職歴
【ブリコラージュの経験】 「その場で手に入るものを寄せ集め、それらで何が作れるか試行錯誤しながら、物を作ること」をブリコラージュといい、ブリコラージュする職人のことをブリコルールと呼ぶ。 ブリコラージュには「寄せ集める」「修繕する」といっ... -
ない?ある?どちらにフォーカスするかで目標逆算型か積上型が決まる
【どちらがより頑張れる?】 世の中には、目標逆算型で人生が上手くいく人と積上型で上手くいく人がいる。 エンジニアリングとブリコラージュという言葉を当てはめると、それぞれに合うタイプが見えてくる。 エンジニアリングとブリコラージュ エン... -
他部署の人を注意する時に気をつけないといけないこと
【他部署の人を注意する】 仕事をやっていて、「この人、なんでこんなやり方でやっているのだろう?」だったり、「これをやったらまずいのでは?」と思うことがあるとする。 自分と同じ部署のメンバーであれば注意はしやすいが、それが違う部署のメンバー... -
効率化に抵抗を感じたら、独自の強みを見つけるチャンスだ
【心が教えてくれる強みの種】 自分の好きなことや得意なことは、自分ではなかなか見えにくい。 「強みを磨いて武器にしましょう」ということを言われても、「私に武器になるような強みがあるとは思えない…」と感じたりもする。 でも心は正直で、強みを発... -
誤解の防ぎ方。誤解も理解も共感も行間から生まれる
「行間には、書き手の思いが反映されるのではなく、読み手の経験が反映される」 編集者の友人が教えてくれた言葉だ。 【誤解は行間に生まれる】 誰かに何かを伝えたいたくても、自分の思いを正確に余さず言葉に直すことは不可能だ。 伝える側は、そこを何... -
西野亮廣さんの開発会議に参加した〜「おもしろいという通貨」と「おもしろい経済」
ホリエモンこと堀江貴文さんは、飲食店の究極の形は「スナック」だという。 スナックにあるもの。それはコミュニケーションだ。 堀江氏の言葉を借りる。 「飲食店の究極の形は何かというと、コミュニケーションなんです。キャバクラは色恋目当てだけど、ス... -
自分らしい文章を生み出すために必要な視点の分類
【個性的な文章が面白いとは限らない】 文章を書く人と話をしていると、「読んでもらえる文章はどういうものか」という話題になることがある。 つまらない文章より個性的な文章の方が読まれるような気がするが、個性的な文章が必ずしも面白いとは限らない... -
カスタマーサポートスタッフは全てのお客様のクレーム対応をするべきか
【カスタマーサポートと顧客】 私が今勤めている会社は、顧客が個人の、いわゆるBtoC企業である。 そして、カスタマーサポートがとても重要だと感じている。 ただ、違う部署の私から見ても、カスタマーサポートのスタッフは精神的な負担の割には、与えられ... -
お金の知識のない人の騙し方。これがよくあるテクニック
保険でも投資でも、「怖い」と感じる人の恐怖の原因の1つに「騙されて悪い商品を買わされそう」というものがあるだろう。 この記事では、「これがあったら、それは悪い商品である」という目印をお伝えする。 【1.グラフのマジック】 さっそくだが、...